テクノエッジ編集部主催で2月13日に開催した「Apple Vision Proパーティー in 日本橋」は、参加者の約3分の1がVision Pro所有者で、なんと17台のApple Vision Proが集結しました。その様子を動画でお届けします。
西田宗千佳さん、本田雅一さん、GOROmanさんが登壇し、その後は参加者同士で交流するというパーティーのの様子を動画で記録することとなったのですが、折角なので空間ビデオとして記録できたら面白いよね!?という話から、3D映像で撮影/編集してみました。
テクノエッジ読者の方であれば3D映像の詳しい解説は不要かと思いますが、左右2台のカメラで視差を表現するサイドバイサイド(以下SBS)で記録しています。
今回の撮影機材は3つ。
メインで使用したのはKANDAO QooCam EGO。そしてサブのiPhoneと、スーパーサブのVision Proです。
iPhone 15 ProシリーズやVision Proで撮影できる空間ビデオも、内部的にはSBSの映像で構成されています。
QooCam EGOとiPhoneは左右のフルHD、Vision Proは左右1920x1920の正方形で記録されます。
編集手順について詳しく解説しようと思うとそれだけで勉強会が開けそうな内容になってしまうので、ここでは大まかな手順のみご紹介します。
・空間ビデオをSBSに変換
・SBSを左右別々の動画に分割
・DaVinci Resolveで3D素材としてインポートして編集
・エクスポートして公開できる3D映像に変換(3D Metadata)
こうやって制作された3D映像がこちら。
パソコンやスマホなどからではアナグリフ映像で表示されるので、いわゆる赤青メガネで立体映像としてご覧いただけます。3D表示をオフにすれば左目だけの通常の動画としてご覧いただけます。
またMeta Questシリーズでは「YouTube VR」アプリでクリアな立体映像としてその場の臨場感をお楽しみ頂けます。
さらにSBS映像を空間ビデオに変換すれば、Vision Proへ転送してご覧いただけるはずです。
変換にはiPhoneアプリ「Spatialify」を使用しました。
このように空間的に記録しておくと、空間コンピューティングの時代をより楽しめるのではないでしょうか。