民間航空機の現在位置をリアルタイム表示するウェブサイトFlightradar24は、週末の夜空に飛行軌跡でアートを描いた謎のパイロットがいたのを発見、X(Twitter)にその作品をシェアしました。
約6時間をかけて、何が夜空に描かれたのかは、Flightradar24のスクリーンショットを見れば一目瞭然。立派なアレのアートが完成していました。
このフライトに使われたは機体はDiamond Aircraft DA 12で、オハイオ州ベルフォンテーヌにあるパイロット養成所Midwest Corporate Air, Inc.の所有のようです。ただ記事執筆時点ではそれ以上のことはわかっていません。なぜパイロットが夜空に巨大な男根と「See ya」の文字を残して行ったのか、動機が気になるところです。
ただ、飛行機の軌跡でこのような絵が描かれるのは、わりとよくあることではあります。
たとえば、2023年7月には、ルフトハンザドイツ航空のパイロットがシチリア島のカターニア=フォンターナロッサ空港に着陸しようとした際、2度も強風で着陸を遮られ、上空で16分強のあいだ待機する羽目になりました。その際に描かれた飛行軌跡が、丸2つに棒1つのように見え、Flightradar24でそれを見たネット界隈の注目を集めました。当時、イタリアの地元メディアは、着陸を止められて不満を抱いたパイロットが、抗議目的でわざとこのような軌跡を描いたと伝えましたが、当局はこれを否定しました。
2022年には、米空軍機がシリアにあるロシア軍の基地付近で上空に男根に見える飛行軌跡を描いたことが報じられましたが、米軍はこれについてパイロットが意図したものではないと否定しています。
2015年には、自家用機がフロリダ上空でやはり起立した逸物を飛行軌跡で描いたのが発見されています。これはパイロットが意図したもののように思えます。きっと、探せばもっとたくさんの同様の事例が見つかるに違いありません。
今回のパイロットが他の例と違うところは、竿の部分に「See ya」の文字まで描いているところです。おそらくそれを実行するには、他の事例よりは高い技術と集中力が求められたはず。もしかしたらパイロットのライセンスを取得して、その記念のフライトだったのかもしれません。ただ、どうせならその秀でた能力はもっと他のことに使えばいいのに……と思わずにいられません。
Legend
byu/Glad-Possible5023 inflightradar24