2023年の国内VRヘッドセットは7割増の51万台出荷、PlayStation VR2が市場を牽引 (IDC調べ)

ガジェット XR / VR / AR
山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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IDC Japanは4月3日、2023年の日本国内AR/VRヘッドセットの出荷台数調査結果を発表しました。

IDCによると、2023年通年の国内VR/ARヘッドセットを合わせた出荷台数は、前年比67.4%増の56.6万台。前年比増の大きな要因は、PlayStation VR2の発売によるものだとしています。


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ARヘッドセットの出荷台数は、前年比32.3%増の4.8万台。市場シェアではXREALが大きくリードしており、比較的安価なコンシューマー向けデバイスが市場を牽引しています。

一方で、コマーシャル向け(企業・商業向け)デバイスはMicrosoftが撤退して以降、代わりとなる企業が登場していないとも。一応、Magic Leapが参入してはいますが、日本国内での販売が遅れたほか、販売チャネルが不十分でMicrosoftの代わりにはなっていないとのこと。

VRヘッドセットは、前年比71.6%増の51.7万台を出荷。PS VR2や、Meta Quest 3の発売により、前年比大幅増となりました。

正直なところ、PS VR2がそこまで売れているという印象はないのですが、第4四半期にはPS VR2の出荷台数が大幅に落ち込んでいるので、2月に発売されて気になっていた人には一通り行き渡ったというところなのでしょう。


なお、ARヘッドセットと同様にVRヘッドセット関してもコンシューマー向けには一定の成功を収めているものの、コマーシャル向けはどのベンダーも足踏みしている状況です。

IDC Japanのアナリスト井辺将史氏は、「ARは特にコンシューマー向けデバイスが急成長しているが、主要なユースケースがなく依然として安定的な成長軌道にあるとは言えない」とコメント。

「AR/VR市場は常に新たなユースケース開発や発見が期待されている市場で、その点において注目度の高いAppleのVision Proがローンチされた意味は非常に大きい」としています。




《山本竜也》
山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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