株式会社セガは、懐かしのアクションゲーム『ゴールデンアックス』のアニメーション製作が決定したことを発表しました。米国CBSスタジオのプロデュースで、コメディ・セントラルが制作します。
『ゴールデンアックス』は、1989年にアーケード用タイトルとして初登場。その後、セガの家庭用ゲーム機メガドライブにも移植されたことをはじめ、これまで国内外で8つのシリーズ作がリリースされました。現在、新作ゲームも開発中です。
第一作は、魔力を持つ戦斧「ゴールデンアックス」を持つ魔人デス=アダーに肉親の命を奪われた主人公たちが討伐の旅に出る、剣と魔法の世界を舞台にしたベルトスクロールアクション。
現代日本のライトノベル風よりも海外のファンタジーにテイストが近く、魔法に使うポーションや体力回復用の肉も「シーフを殴る蹴るして奪う」ワイルドさでした。
今回のアニメ作品は、CBSスタジオのアニメーション部門であるCBS Eye Animation Productions、ソニー・ピクチャーズ テレビジョンおよびオリジナル・フィルムが共同で製作。声優にはマシュー・リス氏やダニー・プディ氏、リアム・マッキンタイア氏など豪華キャストが出演予定です。
マイク・マクマハン氏(『スター・トレック:ローワー・デッキ』)とジョー・チャンドラー氏(『アメリカン・ダッド』)が第1話の共同脚本と製作総指揮をし、チャンドラー氏がショーランナーを務めます。
『ローワー・デッキ』と『アメリカン・ダッド』は日本でもストリーミング視聴可能なため、およその方向性は推測できるかもしれません。
セガからはセガグループCEOの里見治紀氏、社長執行役員COOの内海州史氏、映画『ソニック・ザ・ムービー』シリーズ等のプロデューサーで知られる中原徹氏や、オリジナル・フィルムからニール・H・モリッツ、パヴァン・シェティ、トビー・アッシャーが製作総指揮を務めます。
アニメーションスタジオは『ビッグマウス』などを手掛けるTitmouse社で、クリス・プリノスキー、シャノン・プリノスキー、アントニオ・カノビオ、ベン・カリーナがエグゼクティブ・プロデューサーを務めます。
公式プレスリリースに言及はありませんが、米Deadlineは「全10話」であり、第一作のプレイアブルキャラだったアックス=バトラーやティリス=フレア、ギリウス=サンダーヘッドも登場すると報じています。ギリウスがお馴染みの「後ろに転がって斧で攻撃」を見せてくれるのか、楽しみに待ちたいところです。
昨年末に公開された新プロジェクト ティザートレーラーでは、ゴールデンアックス新作のような3Dアクションが何秒か含まれていました。