ソニーサーモテクノロジーは4月23日、ウェアラブルサーモデバイスキット「REON POCKET 5(レオンポケットファイブ)」を発売しました。直販価格はREON POCKET 5単体が1万7600円、センシングデバイスREON POCKET TAGとのセットが1万9800円。
REON POCKETシリーズは背中側の首元に装着し、体表面を直接冷やしたり温めたりできるデバイス。初代は2020年に発売されており、本モデルがシリーズ5代目となります。
代を重ねるごとにアップデートされているREON POCKETですが、本モデルでは新たに開発したサーモモジュールと放熱機構を搭載。前モデル比で駆動時間が最大約1.8倍、吸熱性能が最大約1.5倍に向上しました。
これに合わせ、COOLモードが従来の4段階から5段階に変更。COOLレベル4でも約7.5時間と稼働時間が大きく伸びています。また、本体から発生する動作音も最大約1/5に低減されており、静穏性も向上しています。
毎年夏前の発売ということもあり、冷却面のみ話題になりますが、REON POCKET自体は温めにも対応しており、冬場でも使えるデバイスです。
センシングデバイスREON POCKET TAGを利用することで、環境に合わせて自動で温度調整をしたり、SMART COOL⇔WARM MODEの切り替えを行ったりすることも可能。REON POCKET TAGのソフトウェアアップデートとREON POCKET 5の組み合わせでは、環境変化に合わせた温度調整にかかる時間が最大約1/3に短縮されたとのこと。
なお、性能アップのためなのか、本体重量は代を重ねるごとに重くなっており、REON POCKET 5は約153g(REON POCKET 4は約144g)となりました。
注意点として、REON POCKETは、熱中症対策を目的としたものではなく、日常での外出や通勤、軽めの運動などでの使用を想定した商品です。別途、熱中症対策しっかりと行う必要があります。