アップルは、5月7日の「Let Loose」スペシャルイベントで発表すると見られている新型iPadにM4チップを搭載し、機能向上したNeural EngineのAI機能を大々的に宣伝するようです。
BloombergのMark Gurman氏は、ニュースレター「Power On」で、アップルの新しいタブレット製品がM3ではなく、M4チップと新しいNeural Engineを搭載し「アップルがこのタブレットを同社初の真のAI搭載デバイスに位置づけると信じている」と述べました。
アップルは、6月のWWDCに先行して新型iPad Proを発表することで、AIに集中するという戦略を人々に示すことができます。そして続くWWDCでは、M4チップと新しいiPad Proが、秋に登場するであろうiPadOS 18に含まれるAIソフトウェアとサービスに焦点を絞ることができます。
なお、Gurman氏は新しいiPad ProはもともとAIを中心に設計・開発されたわけではないと述べています。それでもAIを前面に出すのはマーケティングの一環で、本当にAIを使いこなすハードウェアはもっと先に控えていると推測しています。
ちなみに、5月7日のイベントでは新型のiPad ProとiPad Airが発表されるほか、ハプティックフィードバック機能を搭載する新しいApple PencilやMagic Keyboardが発表される予定としています。