任天堂は、Nintendo SwitchのX(Twitter)連携機能および、「フレンドおすすめ機能」のなかのSNS連携機能を6月11日午前9時で終了すると発表しました。
この変更により、来月11日には、SwitchのHOMEメニューにある「アルバム」からX(Twitter)に画像や動画が投稿できなくなります。「アルバム」からFacebookへの投稿は、引き続き可能ですが、任天堂はこちらも「サービスを終了する可能性がある」としています。
また、HOMEメニューの「マイページ」から「フレンドになれるかも?」とたどったところにある、SNSを通じたフレンドおすすめ機能も使えなくなります。
任天堂の個別のゲーム内のSNS投稿機能としては、『スプラトゥーン3』の広場のポストからXやFacebookへ投稿できる機能がありますが、こちらは期日以降は直接任天堂のサーバーにデータを送信するよう変更になります。
これに伴い、ユーザーは各SNSのアカウントなしに投稿が可能になりますが、ユーザーが13歳未満の場合は、投稿した内容は他のユーザーから閲覧できないとのことです。
『スプラトゥーン2』では、広場のポストからの投稿そのものができなくなり、広場に登場するキャラクターや表示される投稿が、ゲーム内にあらかじめ用意されたデータに置き換えられるとのことです。
なお、Nintendo of AmericaもXへの投稿機能の終了をアナウンスしましたが、Xの公式ゲーム関連アカウント @xGaming は「任天堂とのパートナーシップは引き続き強力であり、すべてのユーザーがスムーズに移行できるよう協力していく。 われわれは今後も新しくエキサイティングな体験を世界中のゲームコミュニティにもたらすためにパートナーとのコラボレーションを続けていく」と、まるでXと任天堂が新たなパートナーシップを結び、今後もXへの投稿を引き続きサポートするとも受け取れそうな投稿を返しました。
これに対しXのコミュニティノートは、今回任天堂が行った変更が「XによるAPI有料化への対応だ」と指摘。「Xは企業のAPIアクセスに月額4万ドル以上を請求している。ソニーのPlayStationとマイクロソフトのXboxは昨年の時点で、Xとの連携機能を解除した」と要点を付け加え、その役割をきちんと果たしています。