Appleが発売した新型iPad Proでは、パワフルな最新チップM4を搭載・Apple史上最薄・美しいUltra Retina XDRディスプレイ等を前面に押しています。
その後にiPad Proを手にした有志らが、広告でも詳しく触れていない機能や多くの長所を発見しています。そうした5つの「隠し要素」を紹介します。
「バッテリーの状態」が追加、上限80%充電が可能に
新型iPad ProおよbiPad Airには、設定アプリの「バッテリー」内に「バッテリーの状態」メニューが追加されました。これまでiPhoneのみにあり、iPadにはなかったものです。
また、バッテリー寿命の消耗を防ぐ「充電の上限を80%にする」オプションも追加。こちらはiPhone 15シリーズ限定の機能であり、古いiPhoneでは利用できません。
さらに充放電回数の表示も可能となりました。これは設定アプリの「バッテリー」>「バッテリーの状態」>「最大容量」で確認できます。
以上はオランダのアップル関連情報サイトiCultureが最初に報告したものです。
極薄だけど折れ曲がりにくい
M4 iPad Proは薄くて壊れやすそうに見えますが、複数のYouTuberが折れ曲がりにくいことを実証したと報告しています。
たとえばYouTubeチャンネルMobileReviewsEhは、新型iPad Proが18~20%薄くなっているにもかかわらず、M2 iPad Proと同じくらい丈夫だと検証に基づき主張しています。
なぜ、見た目によらず頑丈なのか。アップル幹部らはYouTuberの取材で「金属製のカウリングをiPad Pro内部に追加。それがロジックボード全体を覆い、タブレットの中央を通るように設計され、耐久性を増している」と語っています。
実際、別のYouTuberチャンネルJerryRigEverythingがiPad Proを分解し、筐体の中央に金属製カウリングが心張り棒のように通っていることを確認しています。
実は旧型Magic Keyboardが(どうにか)使える
ThreadsユーザーのJane Wong氏は、コネクタの位置を正しく合わせれば、旧型Magic Keyboardを新型iPad Proで使える(逆に古いiPad Proでも新型Magic Keyboardを使える)ことを実演しています。ただし、iPad Proを斜めに設置しなくてはならず、マグネットの位置がピッタリあっているわけではないので落ちやすいという弱点があるそうです。
新型Smart Folioも改善
iPad Pro本体に内蔵された磁石が増えたおかげで、Smart FolioもMagic Keyboardと同じく、画面を様々な角度に調整できます。マグネットの位置を、著名YouTuberのMKBHDが検証しています。
新型Magic Keyboardも軽くなっている
以前のiPad Pro+Magic Keyboardによる問題の1つは、両方を合わせるとMacBookより重くなることでした。たとえば12.9インチ M2 iPad Pro(682g)+Magic Keyboard(約700g)=1.4kg近くに上りました。
しかし、新型Magic Keyboardでは、13インチモデルの重さが約660gと報告されています。これを13インチ M4 iPad Pro(Wi-Fiモデルが579g、Wi-Fi+セルラーモデルが582g)を加えると約1.24kgであり、13インチのMacBook Airとほぼ同じです。