Appleの開発者イベントWWDC24より。iPhoneがアプリ単位のロックや、ホーム画面に表示しない「隠す」機能に対応します。
iPhoneを誰かに手渡して共有する際、プライベートなアプリや情報を覗かれないことはもちろん、iOSの機能からも隔離して、ロックまたは隠したアプリは検索から見つからず、通知などにも非表示になります。
■ロックしたアプリ、隠したアプリは検索や通知にも非表示
アプリのロックを選択すると、ホーム画面からタップしても、開いて中を見るにはFace ID、Touch IDまたはパスコードの入力が必要になります。
隠すではホーム画面のアイコンも消え、アプリライブラリの専用フォルダに入れられます。
以前から写真アプリにある、削除せず非表示にする機能と似た仕組みです。
アプリを開けなくなる、ホームのアイコンも見つからなくなることに加えて、OSや他のアプリからも隔離されます。
具体的には、隠したアプリ内のメッセージや画像といったコンテンツは、検索の対象外になり、通知などにも表示されなくなります。
従来からアプリをホーム画面に置かず、右端までスワイプすると、表示されるアプリライブラリにだけ置くことができました。
iOS 18ではさらにホーム画面のアイコン配置やウィジェット配置が自由になり、従来の左上詰め強制ではなく、好きな場所に置けるようになりました。
■連絡先もアプリ別に選択共有が可能に
このほかiOS 18のプライバシー機能強化としては、「連絡先」のうち1部だけをアプリと共有できるようになります。
従来は連絡先へのアクセスを許可すると、アプリから全て見えてしまいましたが、より細かく共有を指定できるようになります。
特定のアプリで、万が一の手違いでここからこの人に何か送ってしまったら人生が破滅するといった場合には便利です。
iOS 18はこの秋に正式版が配信予定となっています。