レトロ携帯ゲーム互換機Analogue Pocketが『GBC』限定カラー版発売。通常版も久々に入荷

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Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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高品質な互換ゲーム機で定評ある Analogue が、ゲームボーイ系など多機種に対応する携帯ゲーム機 Analogue Pocket の限定カラーモデルを(またまた)発売しました。

今回のテーマは『GBC Color』。GBCが一体何ボーイカラーの略なのかは見当もつきませんが、色名としては紫のGrape、赤いBerry、黄緑のKiwi など、任天堂ゲームボーイカラーの米国版カラバリと同じ命名の全6色です。

Analogue Pocket は、標準でゲームボーイ・ゲームボーイカラー・ゲームボーイアドバンスの実機カートリッジが遊べる互換機。

安価な互換ゲーム機に多いソフトウェアエミュレータではなく、プログラマブル回路のFPGAを使い、実機のハードウェア構成を再現して動作する高い再現性が特徴です。

面白い点としては、実機に近い表示を実現するために、3.5インチ画面ながら初代ゲームボーイの100倍にあたる1600 x 1440 の超高精細液晶を採用します。

古いゲーム機の液晶ディスプレイでありがちだった格子状のスキマや、間引かれたサブピクセルといった物理的な見え方を「ドット絵」として再現したり、ゲーム機の種類によって違う色合いやバックライト、縦横比の微妙な違い、残像も実機に近づけるなど、異常なこだわりが実機派にも一目置かれる理由。

再現性だけが特徴というわけでもなく、スクリーンショットの撮影や、いわゆるどこでもセーブ(ステートセーブ)、別売りのドックを介した外部出力や無線コントローラ対応といったモダンな機能にも対応します。

標準ではゲームボーイ系列に対応するほか、別売りのアダプタを使うことでセガ ゲームギア、PCエンジン系列(スーパーグラフィックス等含む)、ネオジオポケット / ネオジオポケットカラー、アタリ Lynx の各機種の実機カードやカートリッジにも対応します。(PCエンジンのHuCardは若干飛び出てもげそうな不安がありますが)。

Analogue Pocket GBC Color Limited Edition は249.99ドル、現行レートで3万5000円ほど。9月16日に出荷予定です。(日本向けにも発送してくれますが送料がかなり高く、消費税もかかります)。

Analogue Pocket は通常色のブラックとホワイトが長らく完売状態のまま、割高な限定モデルを次々と販売してはすぐに完売を繰り返してきましたが、今回は通常色のブラックとホワイトも入荷しています。こちらは微妙に割安な219.99ドル。

Analogueとしては、今後もテーマにあわせた限定色や限定モデルを展開しつつ、標準モデルについては可能な限り在庫して販売可能にしたい考えとのこと。

▲画像:こちらは完売したアルミ外装エディションのインディゴ。

本来は2万円台~3万円程度の本体が、国内では時に10万円を超えるようなプレミア価格で転売される状態も長らく続きましたが、220ドルの標準モデルが常に入手可能になれば、そうした状況も落ち着くかもしれません。(限定カラーは、相変わらず商材として購入して販売する個人や業者が多数観測できますが)。

なお、オリジナルのゲームボーイカラーには、限定版でないオリジナルのカラーバリエーションとしてスケルトン仕様のクリア・クリアパープルもありました。

Analogue Pocket は以前の限定カラーでトランスルーセント版7色を販売したためか、今回のラインナップには含みません。トランスルーセントのリミテッドエディションはすでに全色完売。

《Ittousai》

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