文字起こしが優秀で、仕事を楽にしてくれた「PLAUD NotePin」(2024年ベストバイ)

ガジェット ウェアラブル
山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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すでに2024年のベストバイとして、オープンイヤーイヤホンの「nwm DOTS」を挙げた筆者ですが、実はもう一つ、ベストバイとして挙げたいデバイスがあります。それがウェアラブルAIメモリーカプセル「PLAUD NotePin」です。


実際には購入したわけではなく提供いただいたものなので、ベストバイに挙げるのはどうなのかとも思ったのですが、提供を受けていなくても間違いなく買っただろうということでご容赦ください。

ウェアラブルAIメモリーカプセルとカッコいい名前が付いているPLAUD NotePinですが、ようするにAIボイスレコーダーです。スマートフォンの裏に貼り付けて通話録音もできるPLAUD NOTEは割と有名な気がしますが、その姉妹品となります。

PLAUD NOTEとは違い、見た目は完全にアクセサリー。ネックストラップのほか、クリップやマグネットで服に留めたり、リストバンドとして装着したりが可能です。

10月末に提供いただいて、すでにあちこちで利用しているのですが、アクセサリー感覚で身に着けられるのが非常に便利です。発表会などでは机が用意されていないことも多く、これまではスマートフォンを床に置いたり、カバンの上にバランスを取って置いてみたりと、地味に手間がかかっていたのですが、PLAUD NotePinでこうした悩みがすっかり解消しました。

これ自身にAI的な機能はなく、端的に言えばただのボイスレコーダーです。ただ、マイク感度は良くて、少なくともPixelのレコーダーで録音するよりも明瞭な音声になります。

録音後の文字起こしも優秀です。録音データはスマートフォン経由でクラウドにアップされ、OpenAIのWhisperを使用して文字起こしが行われます。話者認識もしっかりしており、この部分もPixelのレコーダーよりも使いやすいです。なお、アプリ自体はPLAUD NOTEと共通です。

▲文字起こしした内容(左)をもとにAIが要約(中)やマインドマップ(右)を作成してくれます

Pixelのレコーダーはリアルタイムで文字起こしを行える半面、日本語ではまだ話者認識を行えません。あとから見返す場合に発言の区切りもわかりづらく、いちいち音声を聞きながらでないと作業が進まないということも。これに対してPLAUDの文字起こしはリアルタイムでは見られないものの、後からの見返す場合には音声を聞かずに済みます。

なお、文字起こしは月300分までは無料で利用可能。それ以上使う場合には、月額1000円(年間契約の場合)のサブスクリプションに加入するか、120分400円からの追加容量を購入する必要があります。

▲無料プランでは、月300分まで文字起こしを行えます。5時間分なので、週1の会議くらいであればギリギリ足りるかもしれません

サブスクリプションに加入すると、追加で使える要約のテンプレートや、内容に関してAIに質問できる「Ask AI」が利用できるようになりますが、いまのところそこまで必要性は感じません。普段は300分で収まっているけれど、たまに足りなくなるという程度であれば、サブスクリプションに加入する必要はないと思います。

ボイスレコーダーは万人にお勧めするようなアイテムでもありませんが、PALUD NotePinは常に身に着けていられるので、会議の録音だけでなく、アイデアを思いついたときに音声メモとして録音するという使い方もできます。

2025年に議事録作成や音声メモの効率を上げたい人は、ぜひ試してみてください。


《山本竜也》

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山本竜也

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