米国のオンライン地図サービスMapQuestは「メキシコ湾」を「アメリカ湾」に変更するというトランプ大統領令を揶揄し、好きな名前を付けて表示できる地図ページを公開しました。
使い方は、メキシコ湾が中央に描かれた地図の上にあるテキストボックスに好きな文字列を入れるだけ。たとえば「Mexico」と入力してGenerateボタンを押せば、表示される地図は「Gulf of Mexico」となりますが、「America」と入れれば「Gulf of America」が現れます。文字列は別に「Tokyo」何でも良く、「Lune (Lhûn)」とすれば、メキシコ湾を中つ国(指輪物語)にあるルーン湾にしてしまうこともできます(あくまで名前だけです)。なお、残念ながら入力する文字に日本語を使うことはできません。
米国のオンラインマップサービスであるGoogleマップ、Appleマップ、Bingマップはいずれも、米国地名情報システムの命名規則に従うとの名目により、米国ではメキシコ湾をアメリカ湾に書き改めました。しかしMapQuestはXへの投稿でメキシコ湾の名前を変更しない理由は「政治的な理由ではなく、もう15年ほど地図を更新していないせいで更新方法を覚えていないから」と冗談を述べています。
コメディアンのロイ・ウッド・Jr.は自身のスタンダップコメディー番組『ロンリー・フラワーズ』を湾の名前にしてXに投稿しています。