OPPOが2月20日に発表した新型折りたたみスマートフォン「Find N5」の実機をさっそく触ってきましたよ! とにかく薄い。もはやフツーのスマートフォンを買う理由がなくなってしまうほど薄いんです。なお、グローバルでは出てこない“紫カラー”のモデルも見れました。
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アウトディスプレイサイズは6.62インチ、2616×1140ピクセル(アスペクト比17.5:9)、最大輝度は2450nits。表面は保護ガラスとして「Ultra-Thin Nanocrystal Glass」が貼り付けられています。チップセットはSnapdragon 8 Eliteを搭載と、パフォーマンスもパワフルです。
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本体サイズは160.87×74.42×8.93mm、重量約229g。もはや折りたたみスマートフォンとは思えません。なお、これまで世界最薄だったHONORの「Magic V3」は閉じたときの厚みが9.3mmでした。
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9mmを切る厚みは、普通のスマートフォンなら当たり前かもしれませんが、忘れちゃいけません、このスマートフォンはこの状態から本体がパカーンと開くんです。
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カメラは5000万画素 広角、5000万画素 3倍望遠、800万画素 超広角の3つ、「Find X8」と同じくハッセルブラッドと協業しています。本体カラーは中国が3色、グローバルが2色。こちらの紫は中国限定カラー。
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グローバル・中国共通はホワイトとブラックです。
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本体を開いたときのディスプレイサイズは8.12インチ 2480×2248ピクセル、2100nits。このサイズは2つ折りのスマートフォンとして現状最大のものとなります。こちらもディスプレイ表面に超薄型ガラスを貼り付け保護されています。
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開いたときの厚みは4.21mmで、当然これも昨日まで世界最薄だったHONOR Magic V3の4.35mmより薄くなっています。縦横サイズは160.87×146.58mm。薄さを誇るモデルだけに、コンマ2桁までのサイズを公表しているわけですね。
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折りたたみスマートフォンで気になるのはディスプレイのヒンジ部分の折り目ですが、かなり目立ちません。これが気になる人も多いと聞きますが、実際に画面を表示した状態では、折り目はほとんど気にならない程度です。
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ディスプレイを途中まで開いた状態で止める、いわゆるフレックスモードは、L字側では100度くらいの角度まで対応。これ以上開くと固定されず、完全に開ききってしまいます。世界最薄サイズを実現するためにヒンジ構造も小型化したため、開く側の角度は他社の折りたたみモデルより若干狭くなっていますね。
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設定からシステムを表示。Android 15ベースのColorOS 15を搭載します。蛇足ながら中国モデルも他言語対応、日本語もありました。
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システム設定にはタッチペン(スタイラス)の項目も。本体に収納はできませんが、スタイラスを使った手書き入力が可能です。
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Find N5は2月下旬から発売、価格は中国モデルが12GB+256GBの構成で8999元、約18万7000円。グローバルモデルは16GB+512GBの構成でたとえばマレーシアは7599リンギット、約25万9000円となっています。折りたたみスマートフォンの概念を変えるモデルだけに、日本でもクラファンなどでもいいので、ぜひ販売してほしいものです。