

「よりどり」で買うのはちょっと面倒な面も
そんな「よりどり」ですが、少し面倒なこともあります。まず、最低3品の購入が必要だということ。同じものを3つでもいいので、結構簡単に埋められます。どうしても3品見つからないというときは、安いものだと100円くらいからあるので、雑に選んで買ってしまいましょう。アリ雑ですしね。
なお、複数購入による割引があり、6品以上で200円、10品で300円安くなります。気になるものはとりあえずカートに入れてしまい、まとめて買うのがお買い得です。


この割引は商品の種類や価格は関係なく、個数しか考慮されません。例えば100円の品を3個買えば300円ですが、6個買えば600円から200円割引となるため、400円。10個買うと1000円から300円割引で、700円。うれしいですが……なんというか、雑ですよね。
なお、セールだと割引額がさらに増額されていることもあるので、そのときはチャンスとばかりに注文しましょう。
もうひとつ面倒なのは、直接の商品検索ができないこと。さらに、商品の並びは自動のサジェストとなるため、毎回変化します。一応、ジャンルは選べるようになっているので、多少の絞り込みはできます。

ですが、あえてジャンルを選ばないほうが、意外な商品がサジェストされてきて楽しいんですよね。それに、気になる商品をクリックしているうちに自分好みのものが多く出てくるようになりますから、ジャンルは気にならなくなってきます。
ただ、サジェスト頼みで商品を探していると、さっきまで何度も出てきたのに、気づいたら見当たらなくなっている、ということがよくあります。
見逃して悔しい思いをすることもありますが、元々欲しいものがあるかわからない「よりどり」です。見逃したら見逃したで、気にしないのが一番。気になる商品をクリックしてれば、そのうちサジェストで似た物が出てきますしね。雑にクリックして回れば、大抵解決します。
どうしても検索して商品を探したい、というのであれば、一応方法はあります。どうやるかといえば、まずは通常のAliExpressサイトを開き、検索。そして、検索結果の中から、「よりどり >」と書かれている商品を探し、クリックするだけです。

それでも見つからないというときは、通常商品をクリック。すると類似商品がサジェストされるので、運が良ければその中に「よりどり >」があります。
売り切れなどでたまに開けないこともありますが、そこは「雑だなあ」と思って諦め、別の商品を探しましょう。
一番面倒なのは、ウィッシュリストが使えない事。「よりどり」は一期一会みたいなものなので、気になったらとりあえずカートにブチ込んでおき、買うかどうかは後で吟味するのがオススメです。
10円でも安いものを探すのが醍醐味……かも
面倒ではありますが、どちらかといえば「よりどり」の醍醐味といえるかもしれないものが、安い商品探し。まったく同じ写真で価格が違うものが多数あるため、最初に見つけたものをいきなり買うのはオススメできません。商品によっては、どう見ても同じ写真(CG)なのに、価格が倍近いこともあります。

安い商品を探すには、まず、同じ商品で価格が違うものをいくつかクリックし、サジェストされやすくします。そして、10円でも安いものが流れてきたらカートに入れ、高い方を削除する……というのを繰り返しましょう。たかが10円とはいえ、元が数百円の商品ですから結構な割合です。あと、為替の影響でも価格は変わるので、円安が続いているときは数日様子を見るというのもアリです。
少しでも安い商品を探している最中に、他の欲しいものを見つけてしまうこともしばしば。宝探し感覚で、脱線しながら雑に楽しむのがいいと思います。
そうそう、少しでもお得に買いたいというのなら、忘れちゃいけないのが、楽天が運営しているポイントバックサービス、「リーベイツ」。ここ経由でAliExpress
貰えるポイントはその時々で変わりますが、特にキャンペーンなどやっていないときでも3.5%くらい。多い時は5%を超えていた気がしますので、忘れずに踏んでおきましょう。
これがこの価格で手に入るの!?
そんなわけで、どんなものを手に入れているのか、その一部をご紹介。まずは買って満足感が大変高かったモノたちです。なお、価格は購入当時のものなので、今はもっと安かったり、高かったり、売ってなかったりします。「よりどり」ですから。

500円で購入した、USBハンダごてセット。充電式で、電源なしでもハンダ付けができるのに惹かれて購入しました。しかも充電端子はUSB-C、というのもいいです。
最悪、ハンダが溶ける前にバッテリーが干上がるんじゃないかって思っていただけに、「ちゃんとハンダが溶けるんだ!」と感動した覚えがあります。あまりにうれしくて、C型とK型のコテ先も買い足しちゃいました。

もちろんですが、動作確認した時以外使っていません。
続いて、USB充電ケーブルです。

普通のUSB-Cケーブルも何本か買っていますが、これは、USB-CだけでなくLightningもあるという、変態ケーブル。2mの長さで200円とお買い得でした。
スマホはUSB-Cなんですが、今使っているiPad miniがLightningなもので、両方で使えるケーブルが欲しかったんですよね。試してみて、充電できることは確認済みです。
予想外によかったのは、ケーブル部分がしなやかで柔らかい事。しかも2mと長いので、充電しながらベッドに寝転がっていじる、とかもやりやすくなりました。
次は、何かと買ってしまうUV LEDライトです。

ペン先には白色LEDと赤色レーザー、頭にはUV LED、側面には白のCOBを装備しているという、多機能ペン型LEDライト。クリップ部分には磁石が仕込まれていて、棚や冷蔵庫などに貼り付けられるのが面白いです。
このクリップは左右に動かすことができ、COBで照らす位置を微調整できるというのもユニークでしょう。結構高く売られてることが多いのですが、たまたま630円で見つけて購入できました。

ケーブル接続の応急処置に使えそう、と思って買ったのが、熱収縮チューブの中央にハンダが仕込まれているコネクターです。100個セットで270円。

このハンダは低融点のようで、ライターなどで炙るだけで溶けてくれます。これを何個か持ち出せば、ハンダごてを使う電源がない屋外でも、簡単にケーブルの接続ができるハズです。実際ライターで炙ってみましたが、結構いい感じにくっついてくれました。

ハンダ付けと熱収縮チューブによる保護がいっぺんにできる、というのもいいところ。初めて試したときは、半田がなかなか溶けないので炙り過ぎ、熱収縮チューブが黒焦げになりましたが。
微妙なものが届いてしまっても……ドンマイ
続いて、実用上大きな問題はないのだけれど、ちょっと微妙な部分があるモノたちがコチラ。
ちょっと前に流行った、激安HDMIキャプチャー。「USB 3.0」「MS2130」って書いてある商品が540円という妙な安さで売られていたので、チャレンジしました。

結果、Lemoreleの「AC05」という、USB 2.0の安物が来ました。ちぇー。まあ、540円ですしね。そりゃそうだろうっていう話ですよ。なお、HDMIキャプチャーとしてはちゃんと動作することは確認済み。これ、USB 2.0ではあるものの、以前試した激安品(MS2109のやつですね)より画質がいいような気が……。
かなり気になっているので、後日、どのくらい変わるのか検証したいと思ってます。
なお、MS2130採用でUSB 3.0対応のものは、1000~2000円で買えたりします。妙なチャレンジなどせず、素直にそっち買っておけって話ではありますが。
L型でアルカスイス互換のクックリリースプレートが欲しかったので探してみたら、なんと、450円で発見。

組み立て式ですが、ネジを2本締めるだけの簡単なモノなので、すぐに完成。最悪、プラスチック製かなとも思っていたのですが、ちゃんと金属製で強度は問題なさそうです。
問題があるとすれば……L型部が直角ではないことでしょうか。

ドンマイ。ただ、自分の想定していた用途は直角である必要がなかったので、実用上問題ありません。気にはなりますけど。
「よりどり」の発送は、商品が1つの袋にまとめられて届くというだけなので、梱包に期待してはダメです。とはいえ、長くて華奢な商品だったら、多少は配慮があるのではないか……と思ったので、50cmのステンレス定規を注文してみました。380円。

これといった配慮もなく、グレーのビニール袋に他の商品と一緒に投げ込まれているだけでした。曲がってしまってるのは残念ですが、曲がってるのは端のこの部分だけ。むしろ、よくここしか曲がらなかったものだと褒めたいくらいです。
なお、定規として使おうと考えているのなら、角が結構鋭くて危険。ヤスリや砥石などで、軽く角を取った方がいいです。
最後は、0.01グラム単位で測れるジュエリースケール。270円。ボタンがちょっとフカフカしていますが、ちゃんと重さも測れますし、個数計算だってできちゃいます。

マニュアルも付属しており、なんと、日本語もあるじゃないですか!
……え?フランス語??

いや、メルシーダヴォワールアシェテノートルバランスドポッシュ、じゃねーんだわ。
ご利用は計画的に……
欲しいものをピンポイントで探すのが難しいのと、欲しいものが対象になっているとは限らない、という時点で、ネット通販として買いにくいのが「よりどり」。
最初こそ、「これじゃ、いくら安くても使えないな」と思ったのですが、それは、あくまで欲しいものが決まっている前提です。「よりどり」のいいところは、サジェストによる意外な出会い。欲しいものを探すのではなく、ウィンドウショッピングを楽しむように、次々提案されてくる商品を眺め、気になるものがあれば手に取る(クリックする)、というのが楽しむコツでしょう。
なお、自分は工作に使えそうな材料を探すような視点で商品を見てしまうため、単体で使えるかどうかはそこまで重視していません。アレの材料に使えそうとか、ここを改造すればこうなるかも、みたいな妄想も入ってきます。
そうこうしている間に、どんどん自分好みの商品が流れてくるようになってきて、俄然楽しくなってくるわけです。そりゃそうですよね。ホームセンターとか雑貨屋で、自分が好きなコーナーにずっと居座っているようなもんですから。
しかも、同じ商品があっても価格が違ったりするので、より安いものを探したり、類似品でよりイイもの(より怪しいもの)を探したりと、宝探し的要素もあります。
もちろん、失敗することもあります。ですが、多くが1000円以下なのでダメージは軽微。そう、いくら失敗したっていいんです。次こそイイ感じの商品を見つければいいだけなので!
そんな「アリ雑」(AliExpress
【aliexpress Japan(アリエクスプレス)】