アップルが、すでに最新OSのサポート対象外となっているiPhone 5s、iPhone 6などが搭載するiOS 12向けのアップデートをリリースしました。適用後のバージョンはiOS 12.5.6になります。
対象はiPhone 5s、iPhone 6のほか、iPad Air、iPad mini 2、iPad mini 3、iPod touch(第6世代)が含まれます。対象デバイスをお使いの場合は、設定アプリの「一般」から「ソフトウェア・アップデート」を選択してください。
このアップデートは、先日提供されたiOS 15.6.1と同じく、アップル製品が使用するブラウザーのレンダリングエンジンWebkitに含まれるゼロデイ脆弱性へのパッチを、サポートの対象から外れたiPhoneやiPadに提供するためのものとなっています。
もしこの脆弱性を悪意ある者が突けば、ユーザーのデバイスでカーネル権限を取得し、任意のコードを実行されてしまう可能性があります。アップルは 「この問題が活発に悪用された可能性がある」と説明に記しており、対象機種をまだお持ちの方々は大至急アップデートを適用されることをおすすめします。そのうえで、できることならば新しい機種への更新をご検討ください。