アップルがiPhoneの新モデルiPhone 14(6.1インチ)、iPhone 14 Plus(6.7インチ)を発表しました。画面上部のノッチに大きな変化はみられません。
SoCにはうわさどおりA15 Bionicを引き続き採用しています。ディスプレイは輝度1200ニトに向上したOLEDのSuper Retinaディスプレイを採用。HDR撮影した写真やApple TV+をはじめとする動画がさらに鮮やかな画面で視聴できます。本体カラーはミッドナイト、スターライト、ブルー、パープル、(Product)REDの5色。
説明によるとiPhone 14はバッテリーの持続時間が従来モデルより長くなっており、「iPhoneで最長のバッテリー駆動時間」を実現するとのこと。ただし、具体的に何時間かはこの場では言及がありませんでした。その後公開されたアップルの商品ページによれば、iPhone 14 Plusが最大26時間、iPhone 14は最大20時間のビデオ再生が可能とアピールしています。これに対しiPhone 14 Proは最大23時間で上記2モデルよりも短いものの、14 Pro Maxは最大29時間です…(?)。
なお、オーディオ再生時間は14が最大80時間、14 Plusが最大100時間で、14 Proの最大75時間、14 Pro Maxの最大95時間を凌いでいます。なるほど、音楽をガンガン聴きまくる人には、確かにiPhone 14 / 14 Plusは「iPhone史上最長」のバッテリーと言えそうです。
一方でカメラ機能は大きく手が加えられ、背面カメラは超広角、メインとも12MPセンサーは先代モデルと変わらないものの、メインカメラの絞り値がf/1.5になり、動画撮影の際には強化された手ぶれ補正機能”アクションモード”が搭載されました。
また、照度の低い場所での撮影において画質が49%改善されたとアップルは主張しています。その仕組みは、撮影された画像の処理パイプラインの早い段階でDeep Fusion処理を施すことで暗部の演色を良くしたとのこと。この機能をアップルはPhotonic Engineと命名しています。
他にも大きな機能追加として、Emargency SOSと呼ばれる非常時の衛星通信機能を搭載しています。この機能は、たとえばキャリアの電波がまったく届かないような場所で、交通事故で立ち往生した場合などに、衛星とのリンクを得て緊急メッセージを送信可能にするもので、「探す」アプリとの連携も可能になっています。
衛星接続機能は、まずは米国とカナダで11月から利用可能になるとのこと。iPhone 14ユーザーには2年間の無料使用権が付与されます…ということは、以降は有料になるのかもしれませんが、アップルはその場合の使用料については述べませんでした。
iPhone 14の予約注文は9月9日午後9時から。iPhone 14は9月16日発売、iPhone 14 Plusは10月7日発売となっています。iPhone 14の税込価格は128GBモデルが11万9800円、256GB 13万4800円、512GB 16万4800円。 iPhone 14 Plusは128GBモデル 13万4800円、256GB 14万9800円、512GB 17万9800円です。
(更新中)