iPhone 14 Pro購入&新ギタリスト加入記念。ディープパープルでディープパープルしてみた

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松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

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iPhone 14 Proを買ってきました。近所のソフトバンクショップで発売初日にゲット。256GBという下から2番目の構成でも一括で20万円超えと、それだけならApple Storeで買った方がお得ではあるのですが、家族やソフトバンク光の月々割り引きを考慮するとこちらの方がお得という算段です。

iPhone 14 Proについての詳細は本田雅一さんの先行レビューをどうぞ。

iPhone 14/14 Proレビュー。実機で分かったProを選ぶ理由

そして、自分が買った14 Proの色はディープパープル。

ディープパープルといえば、1960年代に結成され今も続く英国の古典的ハードロックバンド、Deep Purpleです。日本ではタマホームのCMで知られる「Burn」(紫の炎)をはじめ、ギター小僧&小娘が生まれて最初に覚えるギターリフ「Smoke On The Water」、「ジョジョの奇妙な冒険」で岸辺露伴を襲ったスタンドであり、日産がゴツいミニバンに名前を借用した「Highway Star」もディープパープルの曲由来です。

Appleは複数カラーモデルを出すとき、イチオシの色を用意することが多いのはよく知られています。たとえばiPhone 7であればジェットブラックがそうでした。その色を出すためにこれだけの苦労をしたのだとか、ストーリーをちゃんと用意して。このときはただの黒なのにもかかわらず、人気がこのカラーに集中して、その結果ジェットブラックだけ出荷が遅れて後悔する人が多かったといいます(いやそれは自分でした)。

ロックバンドとApple製品の関わりというと、歴史的にはAppleという名前を使うためにビートルズのApple Corps.と結んだ契約に端を発する一連の係争を、スティーブ・ジョブズが札束で解決したことが思い起こされますが、製品マーケティング的にはジョブズと仲が良かったU2とコラボしたiPod U2モデルというのもありました。iMacホワイトモデルの時にはクリームの「White Room」を、iMac in Six Colorsの時はローリング・ストーンズの「She's A Rainbow」をCMに使ったことはありましたが、カラーにバンド名をそのまま使うということは記憶にありません。

今回は新色であり、Appleも製品ページトップをディープパープルで飾っています。

周りで聞いてみたところ、iPhone 14 Pro購入者の半数以上がディープパープル。人気のようです。

しかし、Deep Purple公式ページ、YouTubeアカウント、メンバーの各種SNSを見ても特に反応はないようです。仕方ないのでこんな動画を作ってみました。

それにしても、なぜみんなディープパープルなのか。

このカラーに限っては日本で作られたと固く信じている人たちがいるからだと思います。Deep Purple Made in Japan派とでも言いましょうか。

せっかく14 Proなので、ロック画面が常時表示される機能も使ってみました。いつもは妻の写真なのですが、今回は深紫仕様にしてみます。

ディスプレイの右にあるサイドボタンを押してロック状態にし(それでも時計と画面が薄く見えています)、画面をタップするか自分の顔を認識させるかしてロック画面が起きた状態にします(画面が明るくなります)。そこで画面を長押しすると、下に「カスタマイズ」というボタンとその右に+ボタンが出るので、新しい写真や画像にしたい時にはそれをタップ。ポートレート写真のいいやつは「提案された写真」というところに出てきます。これらの写真の多くは多分iOS 16の切り抜き機能と同じ仕組みで人の輪郭が認識され、頭の部分がいい塩梅に時計の前に来るようになっています。画面左上にある「写真」をタップすると、好きな写真をロック画面に設定できるようになります。「紫の炎」のジャケ写真を使ったのが下。

ここに、iOS 16でサポートされた切り抜き機能を使って自分の胸像を畏多くもリッチー・ブラックモア、ジョン・ロード、デビッド・カバーデールに囲んでいただくってことも可能です。自分はやりませんけど。

あ、「紫の炎」ではなく「イン・ロック」にすべきでしたね。

追記:ディープパープルカラーのiPhone 14 Proが発売された9月16日、ロックバンドのディープパープルからも重大発表がありました。新しいギタリストの正式加入が発表されたのです。リッチー・ブラックモア、トミー・ボーリン、スティーブ・モーズに続く4代目のギタリストは、アイリッシュのサイモン・マクブライド。ソロアルバムも出しているベテランで、以前にはジョン・ロード亡き後キーボードを務めるドン・エイリーと組んでいました。既にスティーブ・モーズの代役としてツアー中。発表直前にSpotifyで彼が好きなロックナンバー10曲のプレイリストを公開しています。もちろん、ディープ・パープルはHighway Starが入っています。

記念に、iPhone 14 Pro Deep PurpleでHighway Starのギターソロをちょっとだけ弾いてみました(何度も練習したんですがやはりつっかえてしまってこれが限界……)。バッキングはGarageBandで、使っているギターアプリは、App Store誕生前からある「PocketGuitar」。加速度センサーでビブラートやアームもかけられます。

《松尾公也》
松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

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