アップルは、日本でのApp Storeとアプリ内課金を10月5日から値上げするとデベロッパー向けに発表しました。
これは日本に限ったことではなく、たとえばユーロも対象となっていますが、両方を比較すると、課金で最小額の「Tier 1」では0.99ユーロ、160円。米国では0.99ドル。Tier 1の現在の価格は120円なので、円安が反映され、33.3%の大幅な値上げとなります。ちなみにApp Storeの最低価格はこれまで85円→100円→120円と上がってきていますが、120円から160円は過去最大の上げ幅です。
日本以外の価格改定対象地域は、チリ、エジプト、マレーシア、パキスタン、ポーランド、韓国、スウェーデン、ベトナム、およびユーロを通貨とする全地域。なお、自動更新サブスクリプションは対象外です。
▲日本における新料金
▲ユーロの新料金
近年増えているサブスクリプションについては、「サブスクリプションを提供している場合、既存のサブスクリプション登録者への価格を維持するオプションも選択できます」とデベロッパーに判断が一任されるようです。
App Storeに多額の課金をしているみなさんは、値上げ前にソシャゲの石をまとめ買いしたり、長期サブスクに切り替えたりといった対策が必要かもしれません。
追記: 自動的にすべてが33.3%値上げになるわけではなく、ユーザーが支払う金額に対して従来と同等の課金コンテンツを入手できるよう、開発者側が価格を再設定することもできます。
固定価格のアプリの多くが値上がりしたり、課金の最低単位が上がるのは、以前の「1ドル100円から120円」など、App Store価格改定時と同じです。たとえば9.99ドルのアプリ(Tier 10)は、国内向けに価格改定しないかぎり、1200円から1600円など。
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