アドビは10月6日、フォトレタッチソフトの「Photoshop Elements 2023」と動画編集ソフト「Premiere Elements 2023」を発売しました。
どちらもAppleシリコン(M1、M2)に最適化され、Photoshopでは起動が最大50%、動作性能が最大45%向上、Premiereでは起動速度と動作性能で70%以上の向上をうたっています。
Photoshop Elements 2023ではアドビのAIフレームワークであるAdobe Senseiを使った新機能として、「顔写真をきれいに」で閉じた目を開く、顔の傾きを調整する、肌を滑らかに、が可能になりました。空の置き換え、背景の置き換え、フォトコラージュなどの機能も改善・追加されています。
Premiere Elements 2023の新機能としては、モナリザ風をはじめとする効果を動画に適用するアーティスティックエフェクトが追加されました。
WindowsとMacの両方で利用できるデスクトップアプリで、価格はいずれも19,580円。PhotoshopとPremiereのバンドルセットが27,280円。Elementsの名の通り入門向けの基本機能パッケージですが、サブスクリプションベースのAdobe CC(Creative Cloud)とは異なり、月々の課金ではなく、買い切りタイプです。
フル機能が使えるAdobe CC版Photoshopのサブスクプランは月額2,728 円(年間一括では28,776円)ですが、Photoshop + Lightroomのフォトプランは月額2,178 円という逆転現象が起きています。Elements版は30日間、Adobe CC版は7日間の無料体験が可能です。