Twitterは現在、複数のサードパーティ製クライアントアプリがサービスに接続できない状態が続いています。そんなアプリのひとつ、Tweetbotは一時的にサービスへの接続が再開し、ユーザーがログインしてツイートを閲覧することが可能な状態に復帰しました。
しかしそれも長くは続かず、現在は再び接続エラーが発生する状態に戻ってしまっています。
一時的に復旧したのはTwitterが手を貸したからではありません。Tweetbotの共同開発者Paul Haddad氏は「新しいAPIキーを使って、問題が解決するかどうかを確認することにした」と述べていました。これによって、Tweetbotは一時的にサービスの中断を回避できたとのことです。
ただ、iOS開発者のMysk氏が指摘するところによれば、この復旧に使われたAPIキーは通常のものとは違い、Tweetbotの利用には著しく低い、15分あたり300投稿の制限つきのキーだったとのこと。そのため、復旧の際にほとんどのユーザーはツイートの閲覧はできても投稿はできなかったかったと考えられます。
また、この制限付きのキーでもAPIがほどなく接続エラーになったこと、また利用していなかったAPIキーも同時に無効化されたことから、やはりAPIキーの無効化は「意図して行われたもので、特に我々や他の人々(クライアント開発者)を標的にしていることの証明だ」とMastodonへの投稿に記しました。
Twitterやイーロン・マスク氏は、複数のサードパーティ製クライアントアプリがエラーで使えない状態にあることについて、公に障害を認めておらず、開発者に何が起こっているかなどの状況を知らせるための連絡もしていません。