アップルは1月17日、M2プロセッサを搭載したMac miniを発表しました。筐体などはほぼ変更なし、M2 Proを搭載したモデルもあります。性能に関しては、「M2Proの12コアCPUは、M1よりも最大1.9倍速いパフォーマンス。19コアGPUは、最大2.6倍高速」と表現しています。
▲M2 Proプロセッサ
M2搭載Mac miniの価格は84,800円から。M2 Pro搭載モデルは184,800円から。予約受付は開始しており、日本での出荷は2月3日からです。
ベースモデルは3つで、8コアCPUと10コアGPU、8GBユニファイドメモリ、256GB SSDを備えたM2エントリーモデルが84,800円。ストレージを512GBに増やしたモデルが112,800円。10コアCPU、16コアGPU、16GBユニファイドメモリ、512GB SSDのM2 Pro搭載モデルが184,800円です。いずれもNeural Engineは16コア。M2 ProモデルのみThunderbolt 4ポート×4で、M2モデルは2つ。USB-A×2とHDMI、ギガビットイーサネット、ヘッドフォンジャックを装備しています。
Apple Siliconの最新プロセッサといえばM2ですが、性能的にはこれを上回るものの、M1の名を冠したM1 Pro、M1 Maxを組み込んだApple Studio、MacBook Proが発売されたのはずいぶん昔で、M2搭載MacはMacBook Airと立ち位置的に微妙な13インチMacBook Proのみ。あとはiPad Pro、iPad Airという何ともすっきりしないM1 / M2混在状況が続いていました。
Apple M1 Proチップは、高性能コア×6 or 8、高効率コア×2、GPUは14 or 16コア、Neural Engineは16コア。メモリ帯域幅は200GB/sです。ユニファイドメモリは16GB。
一方、M1 Maxは、高性能コア×8、高効率コア×2、GPUは32コア、Neural Engineは16コア。メモリ帯域幅は2倍の400GB/sという構成。こちらのユニファイドメモリは32GB or 64GBです。
MacBook Airと13インチMacBook Proに搭載され、Mac miniにも入ることになったM2チップは、高性能コア×4、高効率コア×4、GPUは8 or 10コア、Neural Engineは16コア。メモリ帯域幅は100GB/s。ユニファイドメモリは8GB、16GB、24GB。
Mac miniに搭載されるM2 Proは、CPUが10 or 12コア、GPUは16 or 19コア、メモリ帯域幅は200GB/sとなっています。
▲外からは変化がわからないMac mini
AppleはM2 Pro、M2 Maxを搭載したMacBook Proも発表しています。
