国際オリンピック委員会(IOC)と国際自動車連盟(FIA)、ポリフォニー・デジタルが、「オリンピック Eスポーツシリーズ 2023 モータースポーツイベント」の競技タイトルのひとつとして『グランツーリスモ7』を採用することを発表しました。
競技はオンラインのタイムトライアル形式で4月中旬から開始され、上位の成績を記録したプレイヤーは6月22~25日にシンガポールで開催される「オリンピックEスポーツウィーク」の決勝イベントに選抜されるとのこと。
「オリンピック Eスポーツ シリーズ」には他にもアーチェリー、野球、チェス、自転車、ダンス、ヨット、テコンドー、テニスが競技種目として用意されており、競技で使用されるゲームタイトルは以下のとおり。
アーチェリー:Tic Tac Bow
野球:実況パワフルプロ野球
チェス:Chess.com
自転車:Zwift
ダンス:ジャストダンス
モータースポーツ:グランツーリスモ7
ヨット: Virtual Regatta
テコンドー:Virtual Taekwondo
テニス:プロテニス対戦(Tennis Clash)
ゲームによってはスマホ用のタイトルだったり、ブラウザーゲームだったりする一方、実際に自転車をこいでプレイするZwiftや、グランツーリスモのようにリアリティを追求したタイトルもあるなど、競技種目はバラエティ豊か。その中で、リアルのオリンピック種目にないモータースポーツが、Eスポーツとはいえ、IOCとFIA公認の競技として採用されるのは画期的なことかもしれません。
なお、シンガポールで開催される対面での決勝大会はオリンピックの公式サイトや公式のソーシャルチャンネルを通じて世界に配信されるとのことです。
ちなみに「グランツーリスモ」は完全オンラインでの開催になった2021年の「オリンピック・バーチャルシリーズ」でも採用されたことがあり、このときはグランツーリスモ・ワールドシリーズでもおなじみのイタリアのヴァレリオ・ガロ選手が勝者に輝いています。