Nintendo Switchは据え置き機と携帯ゲーム機の要素を兼ねそなえていることもあり、ついついラフに扱いがちです。そうした不注意からの破損が少なくないためか、任天堂サポートが「こんなときに故障するかも……」という事例を集めて紹介しています。
その内訳は、「変形・内部破損編」と「水濡れ・よごれ編」および「周囲の破損編」の3カテゴリ。いずれも、据え置き専用ゲーム機では考えにくい一方で、スイッチユーザーには心当たりのありそうなケアレスミスが並べられています。
「床や地面に落としたら」は言うまでもないのですが、「ソファーやイスに置いていたら」は手を空けて自由にしたいときにやってしまいがちでしょう。
また「カバンに強引に詰め込んだら」はスマートフォンやタブレットに近いサイズゆえのことですが、それらもカバンの中にモノが満載、ないし満員電車であれば画面が割れたりタッチ機能が損なわれることも珍しくありません。
まして、スイッチは平たい板の形状ではなくボタンやスティックが突出しているため、引っかかりも避けがたいこと。
カバンには余裕を持たせ、別売りのケースに入れることを心がける。そして余裕がある場合でも、リュックに入れているときもたれかかり、体重を乗せないよう気をつけたいところです。
「Joy-Conを強引に抜き差ししたら」は、本体に着脱できるコントローラ機構があるスイッチ特有の事柄でしょう。すぐに壊れなくとも繰り返すうち、Joy-Conと本体の接続部分がゆるくなり、本体に取り付けていても抜けやすくなることがあるようです。
「暑さ、寒さの温度が急激に変わるところ」については、任天堂が季節の変わり目、冬の寒さや夏の暑さが厳しいときに、公式アカウントを通じてたびたび呼びかけてきました。
「長い間、ゲーム機をまったく充電していないと……」は、ゲーム専用機ほか家電製品でもよく起こることです。まだ現役で第一線のスイッチには無縁にも思えますが、半年に一度は充電しましょう。
そして「水濡れ・よごれ編」も常識の範ちゅうという感もあります。が、「ゲーム機のゲームカードスロットの中を触っていると……」でゲームカードスロット内の端子を綿棒などで掃除することも、故障を引き起こす一因に挙げられているのが興味深いところです。
かつてファミコンカセットの金属端子部分に息を吹きかけてホコリを飛ばしているつもりが、後にサビによる故障の原因になることが判明していましたが、綿棒やフーフーは避けるよう気をつけましょう。