注目のポータブル電源 BLUETTI AC60 を徹底解説。UPSにも容量拡張も対応の多機能モデル

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キャンプやバーベキューなどのアウトドアレジャーにも、災害時の備えにも役立つポータブル電源。小型化が進んでいるとは言え、それなりのサイズがあるので普段の置き場所に困ることもあります。どこかにしまっておくと、必要な時にバッテリーが切れているかもしれないという心配もあります。

しかし、日常的に使えるポータブル電源なら、そういった心配は不要です。BLUETTIから、そんなポータブル電源 BLUETTI AC60 が発売されたので紹介したいと思います。

BLUETTI AC60

ポータブル電源のメリット

製品の説明の前に、まずはポータブル電源について軽く触れておきます。ポータブル電源は、一言で言ってしまえば容量が大きなモバイルバッテリーですが、ポータブル電源のほうが容量・出力も大きく、ACコンセントを使える製品がほとんどです。

本来電源がない場所でACコンセントを利用できるので、キャンプや車中泊、バーベキューなどのアウトドアレジャーでも扇風機や照明などを利用できます。こうしたものの中には、持ち運び用にバッテリーを搭載した製品もありますが、ポータブル電源を使えば、普段家で使っている製品でもそのまま利用できるのが魅力です。こうしたアウトドアに限らず、電源のない庭での電動工具を使ったDIY、水栓はあるものの、電源がない玄関先での高圧洗浄機作業。あるいはベランダでのちょっとしたバーベキューなど、延長コードを用意して対応しなければいけなかったシーンでも、ポータブル電源なら手軽に電気を利用できます。

庭先でのDIYなど、電源がない場所でも電動工具を利用できます

もちろん、災害による停電時などにも活躍してくれるのは言うまでもありません。スマートフォンやテレビ、PCのなど重要な情報源を使い続けられるだけではなく、電気ケトルやホットプレート、電子レンジなどで温かい料理を作ることも可能です。夏場なら扇風機、冬なら電気毛布なども利用できます。

ポータブル電源をUPS(無停電電源装置)代わりに使いたいと考えている人もいるかも知れませんが、もちろん、そうした使い方も可能です。以前は家庭でも不意な停電時のPCのデータ保護のためにUPSが推奨されていましたが、現在ではバッテリーを搭載したノートPCを家でも使う人が増えていたり、ハードディスクではなくSSDが利用されていたりすることもあり、UPSの必要性は薄くなってきたようにも思います。それでも、ハードディスクを利用するNASや、光回線のTA、ルーターなどを接続しておくと停電時にもネットワークを利用できるので便利です。

ただ、UPSのように常時電源に接続している使い方はポータブル電源のバッテリー劣化を早める可能性もあり、メーカーによっては非推奨としていることもあるので、購入時に確認したほうがよいでしょう。

ポータブル電源の選び方

ポータブル電源の出力・容量はさまざまで、大きなものではエアコンなどの大型家電も動作させられるものもあります。ただ、そうしたものはサイズ的にも大きく重くなるので、持ち運びは難しくなります。アウトドアや車中泊などの用途なら、500Wh程度の出力があれば十分でしょう。

ちなみに、バッテリーの仕様でよく見かける「Wh(ワットアワー)」という表記は電力量を表すもの。1000Whのポータブル電源なら、消費電力100Wの製品を10時間使えるということ。実際には放電深度(DoD:Depth of Discharge)やAC出力のためのインバーター変換効率を考慮する必要があり、75~80%程度の時間になります。こうしたことも含め、そのポータブル電源で何を使いたいのかを考えると、必要な電力量がわかってきます。

また、電力量とは別に気をつけなければいけないのが、ポータブル電源の出力です。たとえば、ホットプレートや電気ケトルなどの発熱系の製品は、見かけによらず1000W~1500Wほどの電力を消費します。小型のポータブル電源では出力が1000W以下のものが多く、これらの製品を使いたいのであれば、1000W以上を出力できる大型の製品を選ぶ必要があります。逆に照明や扇風機など消費電力が少ないものであれば、小型のポータブル電源でも十分です。

ただ注意点として、扇風機やドライヤー、電子レンジなどの家電の中には、電源投入時に瞬間的に通常の消費電力よりも大きな電力を消費するものがあります。このため、消費電力ギリギリの出力ではなく、少し余裕をもったポータブル電源を選ぶことをおすすめします。

拡張可能な防水・防塵仕様のBLUETTI AC60

BLUETTIは、2009年に中国で創業したポータブル電源のリーディングカンパニー。ポータブル電源だけではなく、太陽光発電や風力発電、家庭向けオフグリッドシステムなども手掛けています。

そんなBLUETTIの最新モデルとなるのが、「BLUETTI AC60」です。出力600W、容量403Whのポータブル電源で、重さも約8.6Kgと比較的軽量。本体サイズも290×205×234mmとコンパクトで、持ち運びも簡単です。

ハンドルもあるので、車などにも楽に搭載できます

403Whと若干容量が少なめに感じますが、16インチのMacBook Pro(100Wh)なら3回以上フル充電が可能。iPhone 13 Pro Max(約17Wn)も20回以上充電できます。60Wの小型冷蔵庫も5時間以上は稼働できるので、バーベキューなどでも活躍しそうです。

出力は600Wですが、瞬間的には1200Wの出力が可能になっており、起動時に消費電力が大きくなる扇風機やドライヤーなども利用できます。また、電力リフト機能を利用することで、電気ケトルなど600W以上の消費電力の家電製品を600Wに制限して使うことができます。消費電力を制限しているので、お湯が沸くのが遅くなるなど性能は落ちてしまいますが、緊急時には役立つでしょう。

背面にはLEDライトを搭載。災害時やキャンプなどで役立ちそうです

AC60の特徴の1つがIP65の防水・防塵仕様。多少の水なら被っても平気なので、プールサイドでの利用や川や海でのキャンプ・バーベキューでも活躍しそうです。また、防塵でもあるので、砂浜などでも安心して使えます。ただし、バッテリーを搭載する精密機器ではあるので、夏場の直射日光などは要注意。基本的には日陰に置いて利用してください。

出力ポートは、2つのACをコンセントのほか、PD 100W対応のUSB Type-C、5V/3AのUSB Type-Aが2つ、12V/10Aのシガーソケットを備えます。

各ポートはすべてゴムの蓋で覆われています

また、天面では最大15WのQiワイヤレス充電が可能です。キャンプなどでのスマートフォンの充電でも、いちいちケーブルをつなぐ手間はありません。

上面では最大15Wのワイヤレス充電が可能

バッテリー本体の充電方法としては、コンセントを利用したAC入力(最大600W、約1.2時間でフル充電)のほか、12V/24Vのシガーソケットからの充電(最大200W、約3.5時間でフル充電)、別売りのソーラーパネルを使った充電(最大200W、約3.5時間でフル充電)に対応しています。シガーソケットからの充電にも対応しているので、車中泊などには利用しやすいでしょう。ソーラーパネルも用意しておけば、キャンプやバーベキューなどの現地で電力の自給自足も可能です。

ポータブル電源選びの重要な要素となるのが、バッテリーの充電サイクルです。これはバッテリー容量が初期の80%になるまでの充電回数で、そのままバッテリーの寿命といってもいいでしょう。バッテリーは充放電を繰り返すと最大容量が徐々に減少していくもの。BLUETTIが採用しているリン酸鉄リチウムイオン電池は、従来の三元系/ニッケル酸リチウムバッテリーが500~800回の充放電サイクルなのに対し、2500回以上の充電サイクルを誇ります。これに加えて独自のバッテリーマネジメントシステム(BMS)により、AC60は3000回以上の充電サイクルを実現しています。さらに、AC60は製品保証も6年と長く、製品自体、10年以上の使用に耐えるとのこと。これなら、安心して長期間利用できます。

BLUETTIはバッテリーセルに長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用

BLUETTIの製品は、スマートフォンアプリで使用状況を確認したり、設定を変更したりすることも可能です。設定は普段利用することはなさそうですが、AC60のディスプレイ表示を見なくても出力状況などを把握できます。

バッテリー残量や出力状況などは専用アプリから確認可能。接続はBluetoothです

UPSとしても利用可能

最初に書いた通り、電源に常に接続し同時に出力も行うパススルー充電は、バッテリーの劣化を早めるとして非推奨としているメーカーもありますが、BLUETTI AC60はUPSとしての利用を公式にサポートしています。

UPSとして利用できるのであれば、普段はデスクトップPCやルーターなどの充電に使いつつ、いざという時には非常用の電源としても活躍します。つねに電源に接続しておけるので、充電切れの心配もありません。

AC60は、机上用の電源としてもギリギリ利用できるサイズ感です

ただ、満充電時にはバッテリーへの充電を行わず直接出力しているようで、切り替えに20ms以下の時間がかかるとのこと。このため、瞬停の可能性があるので、事前にテストをするようにと注意しています。

バッテリーの増設が可能

小型で持ち運びもしやすいBLUETTI AC60ですが、容量403Whではいざという時に容量不足が心配という人もいるかもしれません。そのような場合には、806Whの拡張バッテリーB80を2台接続することで最大2015Whまで拡張可能です。普段はAC60を単体で使用し、長期のキャンプや、小型の冷蔵庫や大量の照明など電力を大量に使用する予定がある場合にはB80も追加で使用するといった柔軟な対応が可能になります。

拡張バッテリーのB80を最大2台まで増設可能

日常使いできるポータブル電源

UPSやポータブル電源、モバイルバッテリーなどは処分に困ることも多いですが、BLUETTI AC60は10年以上耐えられる長寿命に加え、製品保証も6年と長いのでそうした心配も当面はありません。

アウトドアや車中泊、あるいは災害時など特別な場合だけではなく、UPSや家庭用の持ち運び電源としても重宝しそうなBLUETTI AC60。普段はコンパクトな電源として使いつつ、バッテリー容量が必要なときには拡張バッテリーを追加することで大容量のポータブル電源としても利用できる利便性が魅力です。

ポータブル電源をしまい込んでおくのではなく、日常的に使いたいと思っていた人にはぴったりの製品ではないでしょうか。

AC60&B80 ブルーティ新商品発表
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