Twitterの共同創業者で元CEOのジャック・ドーシー氏が支援する分散型SNS「Bluesky」が、Android版アプリをGoogle Playストアで提供開始しました。
BlueskyのiOS版はすでに2月にリリース済み。サービスは現在クローズドベータとして提供されており、新規登録を希望する場合は、まずは登録待ちリストにエントリーして招待コードを受け取る必要があります。
Blueskyは最近のブログ記事ですでに2万5000人以上を招待したと述べています。アプリの外観やSNSの全体的な雰囲気は(初期の)Twitterに近いものの、まだDMなどの機能は実装されていません。
Twitterとの最大の違いは、Blueskyが分散型のSNSであるという点。分散型のメリットは、ユーザーそれぞれががソーシャル メディアをどのように見て利用・消費するかを決定できるところでしょう。
BlueskyのJay Graber CEOは、開発者にとってはBlueskyがアルゴリズムのオープン マーケットプレイスとして機能し、「誰でも使用できるアルゴリズムを実験し、公開する自由を提供する」と述べています。
一方で、ユーザーに対しては「フィードをカスタマイズする機能が、人々にとって最も貴重なリソースである注意力の消費をコントロール可能にする」と述べました。要するに、ユーザーが自身の好みに合わせてフィードを作り上げられるようになる模様です。
Graber CEOは、モデレーションはアプリを正式にリリースする前に解決しなければならないパズルの最後の1ピースだと述べています。その理由は、Blueskyでは「最初からユーザーの安全を優先したかったから」とのこと。
そのためには自動フィルタリング機能と、サーバー管理者による独自のモデレーションを組み合わせることを考えており「より多くのコンテンツやアカウントの除外が可能なモデレーションラベルの追加セットを、常にユーザーに周知する予定」とのことです。
Blueskyと同様の分散型のSNSとしては、Mastodonが知名度も高く、ユーザー数も拡大しています。