4月28日より、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の国内公開が始まりました。
映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は30年ぶりの『スーパーマリオ』映画化作品。4月5日に封切られた米国を始め公開済みの地域ではすでに世界興行収入9億ドルを超えるなど大きな成功を収めており、日本国内公開前の4月27日時点で「2023年に公開された映画で興行収入一位」「ビデオゲームの映画化として歴代一位」を達成しています。
これから観る人へ。フォーマットはおおむね2Dか3D、音声はオリジナルの英語と日本語吹き替えがありますが、結論から言うと「どちらも観る価値あり」です。
オリジナルのキャストはマリオ役クリス・プラット、ルイージ役チャーリー・デイ、ピーチ姫役アニャテイラージョイ、クッパ役ジャック・ブラック。世界的に人気の俳優に芸達者を集めた超一流のキャストです。
日本語版はマリオが宮野真守、ピーチが志田有彩、ルイージが畠中祐、クッパが三宅健太など、こちらも一流。
「吹き替え」ではありますが、一般的な映画のように英語版の脚本から日本語版を翻訳して作るのではなく、ネイティブに日本語の台本も同時に制作し日本語として違和感のないセリフや掛け合いを目指したことで、映画制作チームは「スーパー日本語版」と呼んでいるとのこと。
| 日本語吹替版 | |
マリオ | クリス・プラットさん | 宮野 真守さん |
ピーチ姫 | アニャ・テイラー=ジョイさん | 志田 有彩さん |
ルイージ | チャーリー・デイさん | 畠中 祐さん |
クッパ | ジャック・ブラックさん | 三宅 健太さん |
キノピオ | キーガン=マイケル・キーさん | 関 智一さん |
ドンキーコング | セス・ローゲンさん | 武田 幸史さん |
(オリジナル版のネタバレなし・キャストの演技だけ感想。顔が浮かびそうと危惧していたクリプラはびっくりするほどイメージどおりの「あの」マリオ。かつ、これまでのゲームやシネマティックではなかなか見せなかった表情や演技が実にはまっています。ゲームよりも感情を表に出し、兄弟の関係性を伺わせるセリフは出色。
ピーチ姫は作品によって「おっとり」だったり「おてんば」だったりとキャラクターが大きく変わりますが、アニャのピーチは女優の役柄イメージとも重なる「美しく強い、戦うピーチ」。
すでに公開中のトレーラーのとおり、民を救うためマリオを助けて大活躍します。アニャテイラージョイはマッドマックスの前日譚スピンオフ『フュリオサ』でフュリオサ隊長の若い頃を演じる予定。
余談ながら、ピーチ姫が主人公(プレイアブルキャラ)として戦うのは30年以上前のファミコン版ゲームからの伝統。いつも誘拐されていることをゲーム内でネタにされているキャラでありつつ、主人公としてマリオやルイージを救うゲームもあり、勇敢で強いのはいまに始まったことではありません。
クッパのジャック・ブラックは俳優のほかコメディアンやミュージシャンとして舞台で活躍したキャリアにも納得の活躍。見せ場はネタバレになるので避けますが、おそらく本作で一番キャラクターに憑依して演じています。)
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映画を見ると猛烈にマリオカートがやりたくなる副作用があるため、Switch版をまだ買っていなかった場合はおすすめです。