Windows 11 PCとiPhoneを連携させる「Phone Link for iOS」(スマートフォン連携)が対象の全ユーザーで使えるようになりました。日本を含む85市場・39言語で利用できます。
「Phone Link for iPhone」はWindows 11とiPhoneをBluetoothでリンクすることで、iPhone側の通知やメッセージがPCにも届き、そのまま返信や通話もできる機能です。
単独のアプリではなく、これまでAndroid端末とのみリンクできたWindows 11のアプリ「スマートフォン連携」にiPhoneとの接続機能が加わったかっこうです。iPhone側にもマイクロソフトの無料アプリ「Windowsにリンク」が必要になります。
Windows 11とiPhoneとのリンクは、まず、iPhone側で App Storeから「Windowsにリンク」アプリをインストール。
そしてWindows 11側の「スマートフォン連携」アプリの「設定」(右上の歯車)>「自分のデバイス」から「新しいデバイスのリンク」をクリックし、iPhoneを選択します。
さらにPC上に表示されるQRコードをiPhoneの「Windowsにリンク」アプリで読み込み、後は指示に従えばリンクできます。
iPhone側のBluetooth設定で「連絡先を同期」や「通知を表示」など、プライバシーに関わる事項は手動で許可しておく必要があります。
iPhone版のスマートフォン連携は、Android版にはあるスマホ内の写真確認はできません。そちらは、iCloud写真と統合されたWindows 11のフォトアプリが使えます。
iPhoneの通知はスマートフォン連携の左側にタテ並びで表示されます。通話タブでは発着信の履歴や電話をかけることもでき、メッセージのタブではSMSのやり取りも確認できます。ただしリンク以前のメッセージは表示されないようです。
ほか、現在のバージョンではグループメッセージに返信できないことや、メッセージに画像・映像が添付できない制約があります。
iPhoneのリンク後、Androidスマホなど他の端末への切り替えは、先ほどの「自分のデバイス」画面で、それぞれのアイコンの下にある「既定に設定する」をクリックすることで可能です。
そもそもスマホ複数台持ちはあまり想定されていないのかもしれませんが、「通常画面のスマートフォン名をクリックして切り替え」など分かりやすい方法にしてほしいところです。
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