ファーウェイ・ジャパンが、スマートウォッチの新製品『HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計』を国内向けに発表しました。
HUAWEI WATCH Dは、製品名のとおり血圧測定に対応する点が最大の特徴。血圧モニタリング対応をうたうスマートウォッチは他にもありますが、多くは心拍用センサなどから近似的に求める方式なのに対して、Huawei Watch Dは圧電式マイクロポンプを採用し、カフ式血圧計と同様に圧力をかけて計測する仕組みです。
血圧計としてしっかり管理医療機器認証を取得しており、スマートウォッチの健康管理機能にありがちな歯切れの悪さもありません。公称の誤差はプラスマイナス3mmHg。
血圧のほか、ヘルスケア機能は心拍計、血中酸素SpO2、睡眠計測、皮膚温、推定ストレスレベル等の計測に対応。ワークアウトモードは70種類以上に対応します。うち自動認識は一般的な運動6種。
そのほか仕様は、おおむねHuawei製スマートウォッチ(の大きいやつ)として基本を押さえています。ディスプレイは対角1.64インチ456 x 280 有機EL、OSは独自の HarmonyOS、ペアリングするスマートフォンは iOS / Android両対応。
音楽再生コントロールやスマホ通知の表示、アラームやタイマーなどの基本機能はひととおり揃えています。
一方、血圧測定機構のためか、本体サイズは比較的厚めの51 x 38 x 13.6 mm。重さ約40g。防水防塵はIP68。単体で位置情報を掴める GPS内蔵、NFC対応、接続はBluetooth 5.1など。
ファーウェイのスマートウォッチやバンドには2週間駆動のロングバッテリー製品もありますが、こちらは「標準的な使用状況で」7日間駆動。一日6回の血圧測定、心拍や睡眠計測、スマホ通知は常時オン、スクリーン点灯は1日200回といった想定です。
国内での発売日は6月14日、市場想定価格は6万280円。