HUAWEIは12月6日、血圧を測定できるスマートウォッチの第2世代モデル「HUAWEI Watch D2」の国内先行販売をGRENN FUNDINGで開始しました。執筆時点での価格は超超早割の4万8224円から。製品は、2025年2月17日以降に発送の予定です。
血圧測定は、日本では許認可が必要です。Watch Dシリーズは、血圧計としては一般的な空気で膨らませるカフを利用します。Watch D2も前モデルと同様、日本で血圧計としての管理医療機器認定を受けています。
これまで、上腕式の血圧計で朝晩血圧を測定していた人なら、常に身に着けていられるウェアラブル製品で血圧測定できる利便性がよくわかるのではなないでしょうか。
そうなってくると測定精度が気になるところですが、発表会に登壇された岡山大学公衆衛生学の神田秀幸教授によると、前モデルHUAWEI WATCH Dの精度を大阪府内の2つの介護福祉施設で評価したところ、最高血圧は上腕式の血圧計と同等の精度、最低血圧は上腕血圧計よりも高めに出る傾向があるとわかったそうです。こうした機器の特徴を考慮して利用するのが大切だとしていました。
なお、HUAWEI WATCH D2は、新しいHUAWEI TruSenseシステムを搭載し、前モデルよりも血圧測定の精度が10%向上。カフの幅が約3mm(12%)細くなり、手首へのフィット感が増しました。
また、前モデルの布製カフカバーを廃止し、カフをベルトと一体化することで、肌触りも良くなっています。
新機能として自動血圧機能が追加されました。日中は、設定した時間毎(15分/20分/30分/45分/60分間隔、デフォルトでは30分)に血圧を測定します。ただし、測定時には正しい姿勢で安静にしていないといけないため、測定直前にリマインダーを送信。測定できない場合にはスキップも可能です。
夜間は完全に自動で測定可能。ただし、夜間の測定に関しては管理医療機器認定を受けておらず、あくまでも参考値という扱いになります。
このほか、スマートウォッチとしての機能もひと通り備えています。
ディスプレイは1.82インチと大型化。逆に本体サイズは小さく薄くなり、約38×48×13.3mm。重さはベルトを含まずに約40g。
HUAWEI TruSenseにより、睡眠モニタリング、心拍数、血中酸素レベル、皮膚温度、ストレスレベルなどの測定に対応。ウォーキングやランニング、サイクリング、登山など、80種類以上のワークアウトに対応しています。GPSも搭載しており、単独でルートの記録なども行えます。
本体はIP68の防水性能。バッテリー持ちは通常使用で約6日間。ただし、自動血圧測定機能を利用すると約1日になってしまいます。この点に関して、自動測定は毎日ではなく、月に1回などのタイミングで実施してもらえたらとのことでした。
GREEN FUNDINGでの先行販売は2025年1月30日まで。なお、「二子玉川 蔦屋家電+/SHIBUYA TSUTAYA」、「b8ta Yurakucho / Shibuya/Hankyu Umeda」にて、実機が展示されており、実際に試すことができます。