PC用ゲーム販売プラットフォームのSteamが、デスクトップ用クライアントソフトウェアの大幅なアップデートを実施し、通知機能の更新やメモ機能の追加、ウィンドウのピン留めなどが可能になりました。
見た目における変更としては、ダイアログ、メニュー、フォント、および色の見直しが行われました。他にも全体的にわかりやすくなるような改善が施されています。
通知機能機能が改善され、最近の通知はトレイビューですぐに、すべての通知は「すべて表示」ページの履歴ビューから確認できます。追加された設定機能では、表示する通知やその表示場所を管理可能になりました。
ゲーム内のオーバーレイが刷新され、新設されたツールバーからフレンドとのチャットや、ゲーム実績の進行状況などの役立つ情報にアクセスしやすくなっています。
新機能としては、ゲーム中に得た情報を忘れる前に書き留めておくなどの用途に使えるメモ機能が追加されています。
太字などの書式を設定したり、必要に応じて画像を貼り付けたりできるほか、ゲームごとに複数のメモを保存でき、同一アカウントでログインしているほかのPCやSteam Deckに同期します。
また、オーバーレイのウィンドウをゲーム画面の上にピン留め表示しておくことが可能になりました。
このピン留め機能ではウィンドウの透明度を調整できるため、ゲームプレイ時の邪魔にならないようにすることが可能です。ピン留め機能はメモ、ガイド、掲示板、実績、およびWebブラウザーのウィンドウが対応します。
オーバーレイには、新たにゲーム概要パネルが追加されました。このパネルはゲームの前回プレイ日や、実績、同じゲームを遊ぶフレンドの情報、ガイド、ニュースなどが表示されるとのこと。
そのほか、MacおよびLinux版のクライアントソフトにも手が入れられ、Windows版と同様のハードウェアアクセラレーションが適用可能になりました。対応する環境であれば、UIにおけるアニメーションやスクロールがこれまでよりもスムーズに動作するようになります。
今回のアップデートは4月にベータ版として提供されていた機能が正式版になったものです。数多くの細かい変更や修正が加えられており、それらすべてに目を通しておきたいなら、Steamのウェブページで確認することをお勧めします。