『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』発表。『Dead Cells』DLCチームのローグライトアクション最新作

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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主人公の滑らかな動きと残虐な罠が親しまれたアクションゲーム「プリンス・オブ・ペルシャ」シリーズの最新作、『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』(The Rogue Prince of Persia)が突如として発表されました。

開発を担当するのは、インディーゲームのロングヒット作『Dead Cells』の追加コンテンツを手がけたEvil Empire。Steamアーリーアクセスで、来月5月15日にリリース予定です。

「プリンス・オブ・ペルシャ」シリーズは、今年初めに『プリンス・オブ・ペルシャ 失われた王冠』が発売されたばかり。2024年内に2本もの「プリンス・オブ・ペルシャ」新作が出るという、ファンには嬉しいサプライズです。


また開発担当のEvil Empireは、元々の開発元であるMotion Twinが『Dead Cells』の開発・運営を続けるために設立したスタジオ。

2つのDLC「Return to Castlevania」(『悪魔城ドラキュラ』とのコラボ)と「The Queen and the Sea」(終盤のゲームプレイと結末を追加)を送り出しましたが、特に前者が悪魔城シリーズに捧げたリスペクトの徹底ぶりが話題となっていました。

その後、『Dead Cells』のアップデート終了を発表。Evil Empireの次回作に注目が集まっていたなか、まさかの「プリンス・オブ・ペルシャ」最新作だった格好です。

本作『The Rogue Prince of Persia』のジャンルは、その名の通り「ローグライトアクション」とのこと。

一般的にローグライトとは、毎回ランダムで生成されたダンジョンに挑み、死んだら最初からやり直し。しかし、新たな武器がアンロックされたり主人公にアクションが追加されるなど、回数をこなすほど条件が改善され、徐々にエンディングへと突き進んでいくゲームを意味しています。その代表作は『Dead Cells』です。

公開された予告トレーラーも王子が敵から逃げ回り、少女をかばって矢で致命傷を受けてやり直し……というローグライトで見慣れた風景のムービーからスタート。

その後に紹介されたゲーム本編は、いわゆる2Dプラットフォーム(操作キャラにジャンプさせて足場に飛び乗り、障害物を乗り越える)であり、『Dead Cells』そのまま。

お馴染み空中2段ジャンプから足場をつかんで這い上り、流れるように敵を切り刻み、急降下してダメージを与える様は「いつも通りの感覚でプレイできることを予感させます。

ほか道中でランダムに入手できる武器でやりくりするリソース管理、新武器のアンロック、節目に登場する大型ボスらしきものが確認できます。.

実際のゲーム内容がどうなるのかは不明ですが、あと1か月と少しを首を長くして待ちたいところです。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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