Rockstar Gamesを共同創業し、人気ゲーム『Grand Theft Auto』(GTA)シリーズや『Red Dead Redemption』(RDR)シリーズのプロデューサーでありストーリー執筆を手がけたダン・ハウザー氏が、新しいメディア会社Absurd Venturesを設立しました。
新会社では「新しい世界を創造し、可能な限りどこでも、素晴らしいストーリーを伝える」ことを目的とし「あらゆるプラットフォーム、あらゆるフォーマット向けに新しいIPを生み出す」としています。
具体的にはビデオゲーム、実写番組、アニメーション、書籍、グラフィックノベル、ポッドキャストなどの脚本執筆、キャラクターを含めた世界観の構築などがその業務内容になる模様です。
ハウザー氏が手がけた作品リストには成功作がズラリと並んでいます。なかでももっとも最近の作品である『GTA V』は1億7500万本以上、『Red Dead Redemption 2』も5000万本以上が販売され、ともに桁違いの大ヒット作になりました。
Rockstar Gamesは1998年にハウザー氏の他、兄のサム・ハウザー氏、ジェイミー ・キング氏、テリー・ドノバン氏、ゲイリー・フォアマン氏によって設立されました。ダン・ハウザー氏は主にライターとして作品に関わったほか『GTA III』ではキャラクターの吹き替えも担当しています。
しかしその後、ハウザー氏は2019年春ごろからRockstar Gamesを休職し、2020年3月には親会社Take-Two Interactiveによって退職が明らかにされていました。
また2021年にはハウザー氏がAbsurd Venturesと称する会社を米国で登録し、同時にAbsurd Ventures in Games LLCという会社も同時に設立されたことから、ハウザー氏の新会社での活動分野は、ゲームに限らないことが予想されていました。