Lenovoは9月1日(現地時間)、8.8インチディスプレイのゲーミングハンドヘルドPC「Lenovo Legion Go」を発表しました。
Legion Goの噂は、本誌でも何度か取り上げてきましたが、発表されたものはその噂通りのものでした。
ゲーミングPC「Lenovo Legion Go」
あらためてお伝えすると、8.8インチ(2560×1600ピクセル)OLEDディスプレイの左右にコントローラーが付いた、最近増えているSteam DeckやASUS ROG Allyのようなスタイルです。
これらとの大きな違いは、Nintendo Switchのようにコントローラーが着脱できること。着脱式という点では、ONEXPLAYER 2と同じですが、コントローラーにバッテリーを内蔵せず、分離するとそのままでは利用できないONEXPLAYER 2とは違い、バッテリー内蔵で分離したまま利用可能。
そのコントローラーには、ドリフトが発生しないというホール効果ジョイスティックを採用。また、右側はトラックパッドも備えます。背面と側面には合計10個のマッピング可能なトリガーボタンやショルダーボタンがあります。とくに背面のボタンの位置は、左右で異なっているのが特徴的です。
また、右側コントローラーは、付属のコントローラーベースに取り付けることで、スティック型のマウスとしても利用できます。
CPUは、ROG Allyと同じRyzen Z1 Extreme。RAMは16GB(LPDDR5X)、ストレージは256GB/512GB/1TB(NVMe M.2 2242)。
インタフェースは、上部に3.5mmジャックとUSB Type-C(USB 4.0)、microSDカードスロット。底面にもUSB Type-C(USB 4.0)があるので、外部モニターに接続しつつ、本体を充電することもできます。
バッテリーは49.2Whで、ROG Allyの40Whよりもわずかに大きい程度。ただし、Super Rapid Chargeという急速充電に対応しており、30分で70%まで充電可能だとしています。製品には65W充電器が付属しています。
OSはWindows 11 Home。本体サイズはコントローラー装着状態で299 x 131 x 41mm、重さ854g。EMEA市場で、11月に799ユーロで発売予定となっています。
ARグラス「Lenovo Legion Glass」
Legion Goと同時に、ARグラス「Lenovo Legion Glass」が発表されています。
ARグラスといっても特別な機能があるわけではなく、ようするにメガネ型のモバイルディスプレイです。片眼1920×1080ピクセルのマイクロOLEDで、DP Altモードを備えた機器なら利用可能。
なお、処方レンズ用のフレームも同梱されているので、メガネユーザーは別途レンズを作ればそのまま利用できます。
価格は499ユーロで、10月に発売予定。
ゲーミングイヤフォン「Lenovo Legion E510」
最後に、ゲーミングイヤフォン「Lenovo Legion E510」も発表されました。USB接続のイヤフォンで、ドライバーレスの7.1chサラウンドにより、ゲーム中にも敵の位置を把握できるとしています。
これは49.99ユーロで10月に発売予定です。