ポリフォニー・デジタルは、2017年にリリースされたPS4用ソフト『グランツーリスモSPORT』のオンラインサービスを2024年1月31日15時(日本時間)に終了すると発表しました。PlayStation Storeでのダウンロードコンテンツも、2023年12月1日で販売が終了となります。
サービスが停止するのはオンライン関連のみ。具体的にはオープンロビー、クイックマッチ、シーズナルイベントといったオンラインサービスや、マイレージストアでの商品購入、オンライン接続が必要な一部のトロフィー取得ができなくなります。カスタムリバリーも利用できなくなるため、サービス終了後は元のカラーに戻ります。
一方、すでにガレージに保存されているクルマの数々やセッティングなどはそのまま利用可能。追加のクルマやアイテムをアンロックしたい場合は、通常どおりゲームを進めることで取得できます。ワールドサーキットもすべて引き続きプレイでき、未アンロックのサーキットもゲームを進行させればプレイ可能になります。もちろん購入済みのダウンロードコンテンツも引き続き利用できます。
『グランツーリスモSPORT』はリアルドライビングシミュレーターとして進化してきた『グランツーリスモ』シリーズに、気軽に参加できるeSports対応タイトルとしての側面をプラスしたタイトルで、レースゲームとして初めて国際自動車連盟(FIA)公認のシリーズ戦を開催し、いくつもの名勝負も生まれました。
またFIA公認シリーズの年間王者には、F1世界選手権をはじめとするリアルのモータースポーツ選手らと同格の扱いでFIAが開催するの年間表彰式に招待されるという、夢のあるタイトルでもありました。
ただ、すでに最新作『グランツーリスモ 7』が発売されて1年が経過しており、当初は入手困難だった最新ハードウェアであるPlayStation 5の店頭在庫も潤沢になったことで、すでにプレイヤーの多くが『グランツーリスモ 7』への移行を完了しているものと考えられます。
開発元のポリフォニー・デジタルは「2017年の発売以来、『グランツーリスモSPORT』オンラインサービスをご利用いただいた多くのユーザーの皆さまに感謝を申し上げます。今後は現在販売中の『グランツーリスモ7』におけるオンラインサービスのさらなる拡充に努めてまいります」と発表文で述べています。