数日前、アップルがまもなく第11世代iPadと第3世代Apple Pencilを発表するとの予想が盛り上がっていました。
そのうちApple Pencilについては、マグネット着脱式のペン先搭載説こそ外れた備えたものの、感圧と無線を省いて廉価にしつつ、USB-C接続になった製品として登場しています。
その一方、「新型のiPadも出る」説は空振りに終わったかに見えましたが、実は中国限定で発表されました。ただし、既存の第10世代iPadのマイナーチェンジに留まっています。
アップルは17日、新しいApple Pencilのプレスリリースを中国向けにも発表しました。その中で「最新のiPad(第10世代)Wi-Fi+ CellularモデルがeSIMに対応し、10月19日より予約受付、10月25日より発売されます」という形で、マイナーチェンジ版の第10世代iPadに言及しています。
さらに中国本土で初めて「eSIMセルラーデータプランに対応し、物理SIMカードを必要とせず、高速でスムーズかつ安全なセルラーデータ接続を可能にします」とのこと。一般的な、eSIM対応デバイスの長所を語っています。
この「新型iPad」への言及は、日本向けの「新しいApple Pencil」リリースにはありません。すでに日本や米国向け第10世代iPadはeSIMに対応しているため、中国モデルを同じ仕様に変更したに過ぎないようです。
新しいApple Pencilの発表は、アップルのティム・クックCEOが中国を訪問したタイミングとほぼ一致しています。もしかすると、中国向け第10世代iPad(eSIM対応)は、クック氏なりのお土産だったのかもしれません。