EVメーカーのテスラは、直線的デザインが特徴のピックアップトラック「Cybertruck」の初の納車を11月30日に、テキサスのギガファクトリーで行うと発表しました。
テスラはX(Twitter)への投稿で、11月30日に最初の納車を行うと述べ、Cybertruckの生産は順調に進んでいるとしています。
一方、イーロン・マスクCEOは水曜に行われたテスラの第3四半期決算会見で、Cybertruckの生産立ち上げは困難を極めるだろうと述べました。マスク氏は、将来的に年間25万台のサイバートラックを生産することを目標にしているものの、その実現は2024年以降になるとしています。
2019年の発表から4年が過ぎたCybertruckは、新型コロナウイルスのパンデミックなどもあり、2021年としていた量産開始をなんどか延期して来ました。その間に、フォードがF-150 Lightningを、RivianがR1Tを発売し、電気ピックアップトラックの市場を形成しています。
テスラは今年はじめ、Cybertruckを夏に限定台数を生産し、2024年からは本格的な量産を開始すると述べていました。また、最近の数か月は公道上でテスト走行をしている姿が目撃されることが多くなっており、予約者への納入開始が近いことを予感させていました。
テスラの第3四半期業績における既存車種の生産および納入は第2四半期に比べて約7%減少したと報告されています。しかしそれでも、値下げなどの効果もあって、前年同期に比べれば大幅に増加しています。