マイクロソフトは、最新世代ゲーム機 Xbox Series S 本体に定額ゲームサービスXbox Game Pass Ultimate 3か月分が付属する「Xbox Series S スターターバンドル」を数量限定で発売しました。
希望価格はバンドルなしの本体のみと同じ3万7978円。話題の『Starfield』など百本以上が遊び放題の Xbox Game Pass Ultimate は標準価格で月1210円なので、3600円ほどお得になります。
¥37,970
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
Xbox Game Pass Ultimate は、Xbox本体のほかPC向けの定額遊び放題も含んだ最上位プラン。
マイクロソフトのファーストパーティー作品を中心に、Xbox版でもPC版でもセーブデータ共通のクロスセーブ対応でクラウド同期する作品も多数あります。
自室ではデスクトップのゲーミングPCでPC Game Pass ライブラリの作品を遊びつつ、小さく静かな Series S は配信動画プレーヤー兼用に居間のテレビに接続して、気分で同じゲームを継続して遊ぶといった使い方も可能です。
バンドルされる本体は最近発売された1TBストレージ版ではなく、発売時からの512GB版。空き領域はさらに少なく360GB程度しかないため、データ量の多い大作ゲームを多くのローカル保存しておけないのは弱点です。
一方、Xbox Game Pass の Ultimateプランはクラウドゲームにも対応するため、ローカルにインストールせずストリーミングで遊ぶこともできます。
ストレージスペースを消費しないだけでなくダウンロード待ちもないため、大量のゲームパス遊び放題をブラウズしつつ、ちょっと気になった作品をいきなり遊び始めてお試しできるのは大きな魅力。
一方、内蔵ストレージ容量が1TBの Xbox Series S 1TBは、カーボンブラック本体で希望小売価格4万4578円。
差額7000円弱で1TBストレージのブラックを取るか、3万円台でサブスクも三か月付属のバンドルにするかは悩みどころ。
グラフィック性能が向上するほか光学ディスクドライブも備える上位モデル Xbox Series X は1TBストレージで希望5万9978円。
Series SではフルHDまでが4Kになったり、60fpsまでが120fpsになるなど、ゲームの画質を取るなら文句なくこちら。とはいえ、Series Sでもゲーム自体は同じゲームが遊べます。
話を無駄にややこしくするためだけに書き添えると、あくまで非公式の情報ではあるものの、裁判資料から誤って流出したマイクロソフトのロードマップによれば、Xbox Series X|S ともに2024年以降にはリフレッシュ版を計画しているようです。
ただし処性能自体は現行のSeries X|Sと同一。待機電力の低減や、新機能を追加したコントローラ同梱との記載もありますが、2022年時点の将来計画であり、このとおりに投入されるとはかぎりません。
結論として、とりあえずいま『Starfield』や『Microsoft Flight Simulator』等々を遊びたい、クラウドゲームもしたい、目的の最小投資としては、512GBスターターバンドル、あるいはその他おまけつきバンドルの市中在庫は悪くない選択肢です。
なお、マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザード買収がついに成立したことで、Call of Duty や Diablo といったゲームもマイクロソフト作品となり、原則としてXbox Game Passで単品発売と同日、あるいはアーリーアクセスで遊べることは決定しています。ただし追加は2024年以降順次になる見込み。
Xbox Series Sを買っても大丈夫かな?については、最近マイクロソフトのXbox担当プレジデントに昇格したサラ・ボンド氏直々の売り込みをどうぞ。
―― では最後に。マインクラフトやエルダー・スクロールズなど、大所帯になったマイクロソフト傘下スタジオのゲームは遊んだことがあっても、ゲーム機のXboxには手を出したことがない人は多いと思います。いま目の前に Xbox Series Sがあって、ちょっと気になるなと悩んでいるゲーマーがいるとして、売り込みのピッチをお願いします。
サラ ボンド:買わなきゃ!(迫真)
―― それはピッチじゃないです
¥37,970
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)