11月2日、HBOのケイシー・ブロイズ社長は記者会見で、大ヒットゲーム『The Last of Us』を原作とするドラマ化作品のシーズン2制作を2024年はじめに開始すると発表しましたが、その放送は早くても2025年になりそうです。
『The Last of Us』のシーズン1は、ゲームの『The Last of Us』第1作目のストーリーをドラマ化したもので、2023年1月の放送開始とともに大ヒットを記録しました。おそらく、ゲームをプレイしたことがない新しいファン層も開拓したはずです。
主人公キャラクターのひとり、ジョエルには『マンダロリアン』で主人公マンダロリアンことディン・ジャリンを演じたペドロ・パスカルが扮し、もうひとりの主人公キャラクター、エリーは『ゲーム・オブ・スローンズ』のレディ・リアナ・モーモント役で知られるベラ・ラムジーが演じています。
ゲームには第2作目の『The Last of Us: Part II』があり、HBOはこれを原作としてドラマのシーズン2を製作していくことをすでに発表済み。ただ、HBOのケイシー・ブロイズ会長兼CEOは、2日の会見で全米脚本家組合(WGA)と映画俳優組合・米テレビ・ラジオ芸術家連盟(SAG-AFTRA)のストライキのために、このヒット番組のシーズン2の制作開始が遅れたと述べました。
とはいえ、シーズン2に向けてはある程度の準備も進められており、いまだ続いているSAG-AFTRAのストが終われば、すぐにも制作開始に移る準備ができていると、ゲーム開発元のNaughty Dog共同社長で、ドラマにも脚本やエピソード監督、エグゼクティブプロデューサーとして関わるニール・ドラックマン氏が9月の時点で語っていました。
ドラマの共同制作者兼エグゼクティブプロデューサーで、シーズン1の全エピソードの脚本執筆に携わったクレイグ・メイジン氏は、シーズン2にはゲームの『The Last of Us: Part II』すべてを詰め込むのではなく、複数シーズンに分割する方針を明かしています。またストライキ開始直前に、シーズン2の最初のエピソードを書き終えてHBOに送ったと述べています。