PC向けゲームプラットフォームSteamはコミュニティ機能も備えており、ゲームを通じた交流とプライバシー保護のバランスを取るよう設計されています。
とはいえプレイしたゲームの履歴については、すべて一般に「公開」するか、範囲を「フレンドのみ」に絞りつつゲームタイトルは全て見せるか、一括して「非公開」かの3択です。一部のタイトルのみを非公開にはできません。
しかし非公式データベースサイト「SteamDB」の関係者によると、Steam運営元のValveは特定のゲームだけを非公開にできる機能を開発しているようです。
SteamDBのクリエイターであるPavil Djundik氏は、Xに「Steamはゲームをプライベートに設定し、フレンドから隠せる機能に取り組んでいる」と投稿。合わせてスクリーンショットも公開しています。
リプライのなかには「これでやっと安心してHENTAIゲームをプレイできる」という喜びの声もあり。それは偏った意見としても、「他人に特定のゲームをやり込んでいるのを見られたくない」という動機を持つ人もいるかもしれず、プライバシー情報を細やかに管理できるのは有り難いことでしょう。
ほかDjundik氏は、Steamがペアレンタル・コントロール(保護者が子どもの利用を制限する機能)を開発中であり、親が毎日のプレイ時間を制限したり、子どもが親にゲーム購入をリクエストできるようになるとも主張しています。
Valveは、人気の携帯ゲーミングPC「Steam Deck」を販売中です。「親が子どもに安心して遊ばせられるゲーム機」としての機能を整備し、Nintendo Switchなど家庭用ゲーム機への対抗を目指しているのかもしれません。