『GTA VI』初公開トレーラー、流出受け前倒し公開。2025年発売、PS5とXbox Series X|S向け

ゲーム Sony
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Take-Two InteractiveとRockstar Gamesは、全世界が注目する超大作『Grand Theft Auto VI (GTA VI)』 初の予告トレーラーを公開しました。

本来は12月5日午前9時(米東部時間)に公開する予定でしたが、あるXアカウント(現在は凍結中)が動画をリーク。それを受けてRockstarは早々に「YouTubeで本物をご覧下さい」と前倒しにした流れです。

一時は2024年にリリースへの期待が盛り上がりましたが、トレーラーでは「2025年」と予告。その後に発表されたプレスリリースにて、同年にPS5とXbox Series X|S向けに発売すると明らかにしました。PC版への言及はありません。

今回のトレーラーは、舞台が過去作にも登場したバイス・シティ(Vice City)になることや、初の女性主人公がパートナーとボニーとクライドのような物語を繰り広げるなど、これまでのリーク情報を裏付けるもの。

冒頭では囚人服を着た主人公が「ルシア」と呼ばれ、鉄条網に囲まれた建物(おそらく刑務所)のなかで面談。ここから出所して、パートナーと共に犯罪に手を染めると思われます。

その一方で、PS5やXboxなど最新世代のゲーム機に絞ったこともあり、実写と見まがうようなビーチリゾートや街並み、緻密にレンダリングされたクルマや人々、一度に動かされる群衆、リアルな銃撃戦や背徳感ある光景が詰まっています。かと思えば、GTAシリーズでお馴染みの「追跡してくるパトカーのサイレン」に安らぎを覚えるというものです。

さらにプレスリリースでは、「ネオンに染まるバイス・シティの街並みが広がるレオニダ州を舞台に『Grand Theft Auto』シリーズ史上最大の、没入感あふれる進化を遂げる」と説明。そして2001年に発売された『Grand Theft Auto III(GTA3)』以来、オープンワールドを開拓してきた道のりを振り返っています。

史上空前のビッグタイトルだけに、その反響も凄まじいものとなっています。さっそく英Independentは社会に対する影響を憂慮し、旧TwitterことXでは「GTA VIを禁止すべき」というハッシュタグ#BanGTA6も登場。

Xのオーナーであるイーロン・マスク氏も「(前作の)GTA5ではオープニングで警官を撃たなければならなかった。どうしてもできなかった」と反応しています。

また、今作では少なくとも発売当初はPC版が出ない見通しですが、これは最近の大作ゲームでは稀なことです。なぜかといえば、GTA5プレイヤーの44%は複数のプラットフォームで買っているデータがあるから、との指摘もあります。

つまり、まず家庭用ゲーム機版を発売してから、その数年後にPC版を発売して「2本目」を買ってもらう狙いがあるのかもしれません。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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