マイクロソフトはここ数年、Windows 11の標準メモ帳アプリ(Notepad.exe)を徐々に改良してきました。今年初めのWindows 11 H2向け大型更新でも、タブ機能が追加されて注目を集めていました。
それに続き、ついに一部で熱望された文字数カウント機能の提供を開始しました。
これは先行テストプログラムWindows InsiderのCanaryおよびDevチャネルを通じてリリースされたもの(バージョン11.2311.29.0)。ただし、いずれのチャネルも早い段階でのプレビューとなっており、ここでテストした新機能をそのまま製品版に導入するとは限りません。
最新バージョンでは、テキストを選択すると、ステータスバー上に選択したテキストと文書全体の文字数が表示されます。テキストを選択していない場合は、文書全体の文字数のみ表示となります。
この新機能は、9月の自動保存オプション追加に続くもの。こちらも、今のところWindows Insider向けとなっています。
メモ帳だけで文字数カウントをしたい、そのためだけにWordを開きたくないという欲求は、長らく一部の人々(主にライター)が抱いていたものです。大抵のサードパーティ製テキストエディタにも備わっている機能ですが、設定メニュー奥深くにあるオプションを探すことが必要な場合もあります。
これら機能はあくまでテスト中であり、例によってマイクロソフトが仕様を変更する、結局は実装しない可能性もあります。
マイクロソフトは無料ワープロソフトWordPadを将来的に削除する予定であり、今後プレーンテキスト編集にはメモ帳を使うよう推奨しています。そのためにも、メモ帳の機能拡充を急いでいるのかもしれません。
¥68,000
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)