Googleが、YouTubeに表示される広告に関する変更を発表しました。テレビ(コネクテッドTV)で特定の長編コンテンツを視聴する場合、細切れで広告が挿入されるのではなく、長めの広告時間が設けられ、まとめて広告が表示されるようになります。
YouTubeと広告は切っても切れない関係ですが、最近では広告ブロックを使用しているユーザーに警告を開始したり、これを回避するために広告を16倍速で終わらせるChrome拡張が公開されたりとイタチごっこが続いているところです。
そんなYouTubeの広告ですが、Googleの調査によると視聴者の79%は動画全体に広告が散らばっているよりも、広告がまとまって表示されたほうを好む傾向にあるとのこと。
この結果に基づき、コネクテッドTVで広告配信のタイミングを少なくし、広告が表示される時間を長くしたところ、次の広告時間までの視聴セッションが 29% 長くなったとのことです。
視聴者側からすると、長めのコンテンツを見ている場合、30秒程度の広告が頻繁に表示されるとうっとうしく感じそうですが、数分単位のある程度まとまった広告であればその間にトイレに行ったり、飲み物を取ってきたりということもできそうです。
広告としての価値があるのかは微妙ですが、すぐにスキップされてしまうよりも、音声が聞こえるだけでも印象には残りやすいかもしれません。