Microsoft Copilot(とSuno AIプラグイン)だけで無料曲作り。チャットだけで超簡単に作曲するやりかた教えます(CloseBox)

テクノロジー AI
松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

特集

作詞・作曲から演奏、そして歌入れまで全自動でやってくれる作曲サービス「Suno」との提携を突然発表したマイクロソフト。その成果として、Suno AIよりさらに簡単に完成曲を作れるようになりました。Microsoft Copilotでの作曲を一通り試すことができたので、作曲の方法とその制限事項などについて調べました。

Bingのチャットで作曲できました

日本では12月20日から、1日3曲をMicrosoft Copilotで作れるようになりました。初日には筆者の場合はうまくいかず、Sunoプラグインもロールアウトでまだ使えない人もいたようですが、今ではかなり行き渡っているようです。

やり方は簡単です。まず、Windows、MacのEdgeかChromeを使い、Microsoftアカウントでログインしてcopilot.bing.comにアクセスします。右側にあるプラグイン一覧で「Suno」があったら、そのスイッチを右に寄せてオンにします。

あとは、チャットで「~の曲を作って」とタイプするだけです。

まず、こちらからMicrosoft Copilotで作曲したものを聴いてください。タイトルは、「光の融合 (Fusion of Light)」。

「サティア・ナデラはなぜSunoと手を組んで曲を作れるようにしたのか、曲にして教えてください」というテキストをMicrosoft Copilotにチャットで投げたら生まれた歌です。

まず、画像と歌詞が表示され、しばらく待つようにというメッセージがありますが、今回は30秒ほどで音楽が再生可能になりました。新しいメッセージが来るわけではなく、画像アイコンに「Listen」という再生ボタンが表示されたら出来上がったということです。

その場で再生し、共有ボタン経由でX、Facebook、電子メール、Piterestへの投稿が可能。固定ページのURLも取得できます。

Copilot版Sunoの制限事項

作曲できるのは1日に3回まで。ウェブアプリ版Sunoとは違い、楽曲のビデオやオーディオをファイルとして保存することはできません。一度の作曲依頼で作られるのは1曲のみで、そこもSuno本体とは違います。サムネはいくつかのパターンから選ばれるだけで、Suno版のように歌詞に応じた画像を生成してくれません。音楽に合わせたメーター表示もなし。

尺は30秒から1分くらいで、Sunoの無料プラント同様。作成された曲がどんな音楽ジャンルなのかという情報もありません。Sunoの本サービスと比べるとかなりの簡略版ではあります。

しかし、おそらく最も使われているチャットAIサービスで、いろいろ回答を得た後に、「これを曲にして」というだけで、まとめ曲ができるというのはなかなか素晴らしい体験です。さらに、Suno本体と合わせると、無料で1日あたり13曲はできてしまうことになります。さらにDiscord、Googleアカウントも使えるので、枠はもっと広がることになります。

5曲分の動画もあります

4曲目の作曲を依頼してダメですと言われておしまいにしようと思ったら、できてしまいました。

昨日できなかった詫び曲でしょうか。さらにもう1曲できたので、今日は合計5曲ということになりました。まあラッキーということで、全曲をメドレーでまとめた動画がこちらになります。

《松尾公也》

松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

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