LG Electronicsは、ノートPCの新製品として「LG gram Pro」および「LG gram Pro 2-in-1」を発表しました。
2024年1月9日~12日(現地時間)に米ラスベガスで開催される、世界最大の家電&IT見本市Consumer Electronics Show (CES) 2024に出展予定です。
まずLG Gram Proは、インテルCore Ultra 5 /Ultra 7を搭載し、オプションとしてGeForce RTX 3050 GPUも選択可能。今月半ばにインテルが日本でも正式発表した新型モバイル向けプロセッサ「Core Ultra」をいち早く採用しています。
これにより、インテルのAIブースト機能も搭載。LGは「ネットワーク接続がなくてもAIワークロードを処理できる」とています。
さらにLG Gram(Windows)とAndroidやiOSデバイスを連携させるLG Gram Linkアプリも搭載。異なるOSを持つデバイス間でファイル共有や写真転送、画面ミラーリングを簡単に実現できるとのこと。またPC内に保存した写真を「インテリジェントに分類し、キーワード識別により画像検索を簡素化する統合AI機能」も搭載します。
またLG Gramシリーズとして、初めてデュアルファン冷却システムを搭載。ビデオ編集アプリやAI画像作成ツールなど負荷の高いソフトウェアでも、適切に排熱することで「最適なパフォーマンスを発揮できるようになった」と謳います。
このLG Gram Proは、画面サイズ16インチと17インチの2種類。両モデルともWQXGA (2560 x 1600)のIPSディスプレイを搭載し、16インチモデルにはWQXGA+解像度(2880 x 1800)の有機ELオプションも用意。いずれもThunderbolt 4、USB Type-C、USB Type-A、HDMIを含む様々なポートを備えます。
そしてLG Gram Pro 2-in-1は、プロセッサやデュアルファン冷却システムは共通ながら、360度回転ヒンジによりノートPCとしてもタブレットとしても使える2in1モデル。こちらの画面は16インチの有機ELディスプレイ(WQXGA+解像度)1種類のみです。
16インチの画面サイズながら厚さ12.4mm、重量1399gの軽さで、「超スリムなベゼル設計」を採用する点が特徴。LGは「最軽量の16インチ2-in-1ノートPCとしてギネス世界記録に登録された」と軽さを強調しています。
上記のLG Gram Proと同じくAIブースト機能やLG Gram Linkアプリを搭載し、ワイヤレス充電できるペンによりタッチスクリーン操作も可能です。
これら全モデルともフルHD(1980×1080)ウェブカメラを搭載し、ビデオ通話や会議にも対応。前世代と同じく、セキュリティとプライバシー保護を強化する「LG Glance by Mirametrix」(離席時の自動画面ロック機能や、画面を見ていないときに画面をぼかすなど)も搭載しています。
LG Gramの「大型ディスプレイかつ軽量」はシリーズ恒例ですが、いち早く搭載したAIブースト機能が大きな魅力となりそうです。