ASUSは、ラスベガスで開催されているCES 2024において、最新ゲーミングスマートフォンROG Phone 8シリーズを発表しました。
ラインアップはROG Phone 8、背面にミニLEDを搭載したROG Phone 8 Proの2モデル。なお、プレスリリースでは、ROG Phone 8 Pro Editionというモデルも登場していますが、ROG Phone 8 ProのRAM24GB/ストレージ1TBモデルをPro Editionと呼んでいるようです。
ROG Phone 8シリーズは、2023年に発売されたROG Phone 7シリーズの後継モデル。大幅な設計変更を行ったとしており、本体サイズは前モデルから、17%小さく15%薄い163.8×76.8×8.9mmに。重さも9%軽量な225gになりました。
また、IP68の防水防塵に対応。ROG Phone 7シリーズはIP54だったので、IP68対応はシリーズ初。また、IP68はゲーミングスマートフォンとしても世界初対応だとしています。
ディスプレイは、ROG Phone 7と同じ6.78インチのAMOLEDですが、解像度は縦がわずかに小さい2400×1080ピクセル(ROG Phone 7は2448×1080ピクセル)に変更。1~120Hzの可変リフレッシュレートに対応しており、一部のゲームなどでは最大165Hzで駆動します。ピーク輝度は2500nit、カバーガラスにはCorning Gorilla Glass Victus 2が採用されています。
ROG Phone 8 Proは、背面に341個のミニLEDを使用したAnime Visionを搭載。表示内容をカスタマイズし、アニメーションさせることが可能です。無印のROG Phone 8にはAnime Visonは非搭載ですが、4つのRGB LEDでROGのロゴを点灯させるAura RGBを搭載します。
背面カメラは50MPの広角と 13MPの超広角、32MPの望遠(光学3倍ズーム、ピクセルビニングで実際の出力は8MP)の3眼構成。望遠はデジタルズームを合わせて最大30倍ズームが可能です。
プロセッサは、Snapdragon 8 Gen 3で、RAMとストレージの組み合わせはROG Phone 8が12GB/256GB、ROG Phone 8 Proが16GB/512GB、ROG Phone Pro Editionが24GB/1TB。
ゲーミングスマートフォンということでゲーム向け機能も充実しており、敵に勝利した瞬間などを自動的に録画する「X Capture」、自動的にアイテムを収集したり会話をすすめたりしてくれる「X Sense」、ゲーム内のテキストを取得してオンライン検索できる「AI Grabber」、ゲームをバックグラウンドで実行する「Background Mode」といったAI機能も備えています。
ROG Phoneは以前から放熱構造にも力を入れていますが、ROG Phone 8シリーズではその構造がGameCool 8に進化。熱効率が22%向上しています。また、外付けクーラーのAeroActive Cooler Xは、前モデルのAeroActive Cooler 7と比較して29%小型化。物理ボタンは2つ減りましたが、代わりに熱電冷却チップが2.6倍大きくなり、冷却性能は最大1.3倍向上しているとのことです。
バッテリー容量は5500mAhと前モデルから500mAh小さくなりましたが、39分でフル充電できる65W HyperChargeに対応。また、15Wのワイヤレス充電も行えます。
無線関連は5Gと、WI-Fi 7、Bluetooth 5.3に対応。SIMはnanoSIM2枚のデュアルSIM対応で、eSIMには非対応となっています。