スター・ウォーズ『マンダロリアン』映画化決定。新作『The Mandalorian & Grogu』2024年製作開始、監督はジョン・ファブロー

カルチャー Film / TV
Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

特集

ルーカスフィルムが『スター・ウォーズ』実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』(The Mandalorian)の映画化を発表しました。

監督はドラマシリーズ版のクリエーターであり『アイアンマン』等の監督でも知られるジョン・ファブロー。

プロデューサーはファブロー自身と、ドラマシリーズ版を共同で送り出したデイブ・フィローニ、ルーカスフィルムのプレジデントでありディズニー移管後のスター・ウォーズ総責任者であるキャスリーン・ケネディが務めます。

タイトルは『The Mandalorian & Grogu』。劇場公開作品として、2024年から本格的な製作がスタートします。公開時期は未定。


『マンダロリアン』といえば、ディズニーが独自の動画配信サービスDisney+を開始する際の目玉として用意された、スター・ウォーズ初の実写ドラマシリーズ。

オリジナルのスター・ウォーズ三部作のできごとから5年後、帝国の崩壊で混沌とした銀河の辺境を舞台に、かつて帝国に滅ぼされ四散したマンダロア人(マンダロリアン)の生き残りである賞金稼ぎを主人公にした物語です。

まったく新しいオリジナルの主人公を据えながら、2019年に配信が開始されるや、普段は派閥に分かれて猛烈に仲が悪い『スター・ウォーズ』マニアたちからも絶賛に近い評価を集める大成功を収めました。

2023年配信のシーズン3まで継続中のほか、スター・ウォーズ世界の同じ時期を舞台にしたスピンオフ『ボバ・フェット』(The Book of Boba Fett)、『アソーカ』(Ahsoka)も制作・配信されています。

映画版の内容については全く不明。新作として制作されること、プロデューサーであるケネディが「映画館のスクリーンにぴったりの新しい物語」と表現していることから、ドラマシリーズを劇場向けに再編集した内容ではないと考えられます。

ジョン・ファブロー自身はシーズン4の脚本を執筆中であることを2022年に認めていましたが、ストの影響などもあり、実際の撮影と制作は現時点で始まっていないか初期の段階と考えられます。

シーズン4のかわりに劇場版を制作する判断をしたのでないかぎり、おそらくは2025年にシーズン4、同年またはさらにそのあとに劇場新作という流れになるのかもしれません。

なお、実写シリーズ『マンダロリアン』本編とスピンオフシリーズを含む物語全体をクロスオーバーさせる新作映画については、ジョン・ファブローとともにマンダロリアンを制作したデイブ・フィローニが監督する作品も、これとはまた別に準備中です。

マンダロリアンはDisney+サービスの目玉として制作された戦略的な作品であることから長らくパッケージ化されず、加入しないと見られない状態が続いていましたが、2023年末になってようやく4K UHD版を含むBlu-rayで発売されています。



《Ittousai》
Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

特集

BECOME A MEMBER

『テクノエッジ アルファ』会員募集中

最新テック・ガジェット情報コミュニティ『テクノエッジ アルファ』を開設しました。会員専用Discrodサーバ参加権やイベント招待、会員限定コンテンツなど特典多数です。