日本発メーカーが活躍したCES 2024では、VRネイティブのためのライフスタイル総合メーカーとでもいうべきShiftall (シフトール)も3つの新製品を発表しています。
いずれも既存製品のアップデート版にあたり、ワイヤレス防音マイク mutalk (ミュートーク)も高音質化と低遅延接続オプション追加、鼻声問題を軽減する新型マウスパッド同梱など、高性能化した『mutalk 2』にバージョンアップしています。
初代 mutalk は2年前のCES 2022で発表された「メタバース対応音漏れ防止機能付きマイク」。
ガスマスクか中世のペスト医のように長いマスク型の本体で外に漏れる声を減らし、内容を聞かれるおそれを軽減しつつオンライン会議や通話をしたり、メタバースで会話するための製品です。
新型の主なアップデート点は「従来のBluetoothに加え、専用USBドングル経由の低遅延無線、USBオーディオ有線に対応した3種類の接続オプション、2台までのマルチポイント対応」「鼻まで覆うノーズカバーマウスパッド標準同梱」。
初代 mutalk は「外から内容を聞き取れない程度にモゴモゴと消音します、マイクとして声を伝えます」の額面にウソはなくそのとおりに使えたものの、口だけを覆う構造から、一部の発音は籠もった鼻声になる構造的な弱点がありました。
この弱点に対応するオプションとして初代 mutalk 向けに発表済なのが、鼻まで覆うノーズカバーマウスパッド。やや呼吸しづらくなること、呼吸音を拾いがちになるデメリットがありつつ、鼻濁音や「うん」という相槌なども伝えやすくなります。
mutalk 2は口だけ覆う標準のマウスパッドに加えて、このノーズカバーマウスパッドも標準で同梱します。
標準マウスパッドも同梱する理由は、大きく体を動かすVRアプリケーションや大声を出したいときなど、声の質よりも呼吸のしやすさを優先する場合に選べるため。
その他の差は、通信まわりを刷新し新しいUSBドングル式無線とUSBオーディオ有線接続に対応したこと、二台までのマルチポイント接続が可能になったこと。
通信ドングルはUSB Type-A端子に接続するタイプ。ゲーミングヘッドセットのように、Bluetoothよりも低遅延・高ビットレート(高音質)で接続できます。
mutalk 2の価格は1万9900円。本日より予約受付を開始し、2024年5月より順次発送予定です。
発売記念キャンペーンとして、従来モデルの mutalk およびオプションのノーズカバーマウスパッド購入者向けに割引購入の買い替えキャンペーンも実施します。
2024年1月7日までにmutalk本体を購入したユーザーは3000円引き、mutalk本体およびノーズカバーマウスパッドも購入済みだったユーザーには4000円引きで mutalk 2を販売するキャンペーンです。(マウスパッドのみ購入の場合は対象外)
対象者は購入に使ったメールアドレスにクーポンコードが届きます。キャンペーン期間は2月11日23:59まで。
周囲に声がもれない!高音質になったワイヤレス防音マイク「mutalk 2」の予約を開始 - 株式会社Shiftall
なお、1月19日(金)に都内で開催するリアルイベント『CES 2024報告会&テクノエッジ新年会』の会場にはシフトールから mutalk 2 の出展もあります。
日本を代表するテクノロジージャーナリストの西田宗千佳氏・本田雅一氏・弓月ひろみ氏をお招きし、CES 2024の現地取材で得た知見をお伺いするイベントです。トークセッションのあとは、懇親会を兼ねたテクノエッジ新年会もあります。
mutalk 2のほか、CES 2024に出展した最新ガジェットやデバイス、サービスをその眼で確認する機会です。ぜひご参加ください。
お申し込みはこちら「テクノエッジ新年会&CES報告会 2024 | Peatix」なお、CES 2024報告会&テクノエッジ新年会はご飲食代を含む会費をいただく有料チケット制イベントですが、テクノエッジの有料会員コミュニティ テクノエッジ アルファご加入のかたは無料で参加できます。
テクノエッジ アルファ会員には限定Discordコミュニティへの参加権のほか、交流イベントやオンラインのAIセミナー、過去イベントのアーカイブ視聴、グッズの優待販売などの特典があります。この機会にぜひ入会をご検討ください。