CORSAIRブランドのElgatoは2月1日(現地時間)、新しいキャプチャカード「4K Pro」と「4K X」を発表しました。日本での価格は、それぞれ4万2208円と3万4670円。米国などではすでに販売中ですが、日本での発売時期は不明。
4K ProはPCIe接続、4K XはUSB3.2 Gen 2 Type-C(10Gbps)接続の外付けキャプチャカードで、それぞれ前モデル「4K60 Pro MK.2」「HD60 X」のアップグレードモデルです。
4K Proは、最大8K60 HDR10パススルーと4K60 HDR10キャプチャに対応。4K Xは最大4K144パススルーと4K60 HDR10キャプチャに対応します。また、どちらもHDMIポートが、従来の2.0から2.1にアップデートしています。
PS5 や Xbox Series Xなどの最新世代ゲーム機は HDMI 2.1出力に対応しており、4K60Hz HDRや120Hz、VRR等で出力できます。
しかし従来のキャプチャユニットやカードでは、高価な最上位機種を除きパススルーの性能が最新世代ゲーム機に追いつかないものが多く、キャプチャ用に画質を落としてプレイするか、キャプチャせずに本来の性能で遊ぶかを選ぶしかありませんでした。
4K144Hzや4K60 HDRでパススルーできるようになったことで、出力フォーマットにもよりますが、多くのゲームでは本来の最高画質でプレイしつつキャプチャできるようになりました。
4K ProはPCIe 2.0×4でWindows専用ですが、USB Type-C接続の4K Xは、WindowsのほかMacにも対応。またUSB-C搭載のiPadでも利用できます。
なお、Elgatoには純正のキャプチャーソフト「4K Capture Utility」が用意されていますが、このソフトはWindows専用です。MacやiPadなどで使う場合には、OBS Studioなど他のソフトを使う必要があります。もちろん、WindowsでもOBSを利用できます。