Netflix、アップル経由で格安料金を支払い続ける一部ユーザーの契約打ち切り。直接支払うよう求める

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Netflixは2018年末からiOS/iPadOS版アプリにてアップルを経由するアプリ内課金を廃止しています。これは規約内でも確認でき、新規登録および再登録のユーザーはNetflix公式サイトにアクセスして、クレジットカード等の支払い方法を登録する必要があります。

その一方、廃止以前からアプリ内課金で定期購読をしているユーザーは、米国では月額9.99ドルのままで利用できています。この額は、標準プラン(かつてのベーシックプランにほぼ相当)の月額15.49ドルを大きく下回っています。

そんな状況が続いたなか、Netflixが一部地域の顧客に対して、今後はアップル経由の支払を認めず、購読を続けたければ他の支払い方法(クレジットカード等)で自社に直接支払うよう通知を始めています。

これは最初、動画ストリーミング情報サイトThe Streamableが報じたことです。The VergeがNetflixに確認したところ、すべての「iTunesの支払い方法を利用していたベーシックプランの会員」が直接契約する必要があると認めました

iTunesの支払い方法とは、アプリ内課金のこと。直接契約とは、Netflixのサイトでクレジットカード等を使い、アップルを経由せずに直接支払うということでしょう。

実際、Netflixがアプリ内課金を廃止した後もアップル経由で支払い続けてきたものの、ついに締め出されたと述べている人もいます。

日本でもアップル経由での支払を続け、格安料金での利用を維持できている人がいるかどうかは不明ですが、そうした人にはまもなくNetflixから通知が届くかもしれません。

なお、Netflixはアップルの空間コンピュータ「Apple Vision Pro」向けに、当面はアプリを提供せず、「ウェブから視聴できます」との声明を出しています。同社とアップルの関係は、少なくとも蜜月状態ではないようです。



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《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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