X(Twitter)の音声配信機能であるSpacesに、ライブ動画配信機能が加わりました。
ホストとなるXユーザーは、Spacesを開始する際、オプションでビデオを有効化でき、カメラの映像を配信できます。
記事執筆時点では、iOS版のXアプリでこの機能が利用可能となっています。
X(Twitter)にはすでにライブ映像を放送する機能がありますが、これはYouTubeのライブ配信などと同様に、視聴者はコメントやハートマークを投げるといったリアクションしかできません。
Spaceのライブビデオ配信ならば、従来の音声のみの場合と同様にホストユーザーが視聴者と音声で対話したり、また複数のユーザーが参加して話すことができます。
ただ、まだ追加されたばかりの機能でもあり、早速試してみたユーザーからはバグの報告も相次いでいる模様です。
XユーザーのFanzo氏は、iPhoneでこの機能を試したところ、横画面にした際にUIの一部レイアウトが重なってしまう不具合があることや、聴衆とのやり取りにおけるタイムラグが5秒以上に増加してしまうため、ホストはそれを意識しておかないとコミュニケーションが取りにくくなることを報告しています。
さらに、デスクトップ環境では映像が表示されない、保存されたアーカイブをあとから見直そうとしても音声しか流れないといった問題もあるとのことです。
ちなみにXは2月29日に、すべてのXユーザーにおいて音声通話およびビデオ通話の発信が利用可能になったことも明らかにしています。